SSブログ

初雪 [放射能関連]

R0012981.jpg
昨夜から久しぶりに降り出した小雨は、今朝には今年初めての雪になりました。今年は雨が少なかったので、これでやっと地面にも水分が少しだけ染み込んで行きそうです。たぶん荒川の土手の菜の花やカラシナの芽も、これをきっかけに伸びてくることでしょう。

写真は先日の長野はまほろばで写したGRDのものですが、モノクロ変換するよりもカラーのほうが寒さが出ているような感じがしたので、そのままだしてみます。GRDのレンズはカリカリというわけじゃないですけど、やっぱり現代的な写り。もちろん良いレンズです。


ところでちょっと遅くなりましたが、読売オンラインニュースに以下のようなものがありました。
----------------------------------------------------
原子力防災指針の改定を検討している内閣府原子力安全委員会の作業部会は18日、原発事故で住民の避難判断をする際、放射性物質拡散予測システム「SPEEDI(スピーディ)」は信頼性が低いため使わず、実測した放射線量などをもとに判断するという見直し案をまとめた。

「スピーディの予測は不確実性が大きく、緊急時の活用は困難」というのが見解。「予測情報が提供されていれば、より適切な避難経路などを選ぶことができた」とする政府の東京電力福島第一原子力発電所事故調査・検証委員会の中間報告書(昨年12月)の指摘と対立するもので、議論を呼びそうだ。
 現行の原子力防災指針では、「スピーディの情報や事故状況などを基に、50ミリ・シーベルト以上の被曝(ひばく)が予測される場合に、避難指示を出す」となっているが、実際の住民の避難指示には活用されず、批判されていた。
(2012年1月18日11時37分  読売新聞)

----------------------------------------------------
そもそも実測データが収集できないときに、予測するために開発したのがSPEEDIであるはずなのに、それを否定して実測値でいこうというのは狂っている。事故後、スピーディのデータがあるのに一般市民へはデータを出さずに、米軍や海外にしかださなかったこと、あるいは政府が適切な避難を誘導できなかったことを正当化するためにやろうとしているように見える。第一、スポーディ開発に掛かった100億円以上の予算の出所は税金じゃないのか。
タグ:GRD
コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

コメント 6

なかまち

まったく同感です。政府の原子力に関わる人間はもう誰も彼も信用できません。細野にしても、管に気に入られ重用されているうちに、いつの間にか大臣にまでなってしまいましたが、事故発生当初のあの杜撰な政府対応に関与した(犯罪的ともいえる)人物のひとりだとぼくは思っています。子どもに対する限界放射線量の基準値を引き上げようと政府が企図したことを批判して、小佐古敏荘氏が涙ながらに辞任したことは記憶に新しいところですが、小才の利く細野はその轍を踏まぬよう、おそらく今回の作業部会の人選段階でバイアスをかけているのではないかと、ぼくは疑っています。
by なかまち (2012-01-21 00:42) 

川越

>なかまちさま、こんばんわ。
原発関連の話題についてはいろいろ微妙な問題もありますが、基本的に一般市民、特に子供たちを守ろうという姿勢が全く見られないのが信じられません。あまりに酷い状況に正常な判断ができなくなっているんでしょうか?なんにしても政府もマスコミも全く信用できなくなってしまいました。
by 川越 (2012-01-21 00:52) 

Tajiri

同感です。何のために高い金使ってるんでしょう。
by Tajiri (2012-01-21 22:21) 

川越

>Tajiriさま、こんばんわ。
地震以来、東電と政府の対応は憤りを感じることばかりですが、どうしたらいいんでしょう。自分のできることを考えてもなかなか考えが浮かびません。
by 川越 (2012-01-21 22:44) 

NeoN

原子力問題、、、あまりにも利権が巨大で、それに群がり、しがみついている企業、団体のいかに多いことか。これだけの被害にあっても原子力を離せないくらい、うま味がありすぎるんでしょうね。
先日、NHKで湖や沼の汚染を取り上げていました。群馬あたりの湖でも、地底から20センチの土のセシウム含量は、原発周辺とほとんど同じくらいだそうです。湖などは水の入れ替えがゆっくりなので、堆積しやすいのだそうです。もう、誰もワカサギ釣りをする人がいません。海だけでなく、川や湖沼で生きていた人たちの生活も奪っているのです。気が滅入ります。
by NeoN (2012-01-21 23:46) 

川越

>NeoNさま、こんばんわ。
今回の事故はほんとうにどうなるのか、想像がつきません。関東から北では人が住めなくなるというのも、チェルノブイリを振り返れば、あながちないことではない気がします。しかもすでに1年近くたとうとしているのに、なんの対策も行われていないのが恐いです。
海に大量に流した汚染水で、おそらく太平洋側の貝や海藻は食べられないでしょうし、魚も同様です。東京湾だっていくつもの河川が流れ込んでいるので、海底の汚染はとんでもないことになっているはずです。
山や川、湖も同様ですよね。でもなんの対策もないどころか、今現在再度大気が汚染されているのに、ニュースにすらならない現状。おそらく福島のガレキを移動して燃やすことで、再度放射性物質がまき散らされている可能性もあります。
それでも多くの自治体や企業も利益のためにはやるのでしょう。汚染されたビルも法律は無視されるようです。いつも都合のいいような解釈で進められて行くのはほんとに気が滅入ります。
by 川越 (2012-01-22 00:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0