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ネットの体験談の残念なところ [本]

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明日からまた忙しくなってしまうけど、この数日はちょっと精神的にも余裕があるので本を読んだり、ネットで「山にまつわる恐い話し」などを読んでいました。人から聞いた話しだったり、自分が体験した話しなどが次々とでてくるのはそれなりにおもしろいものです。

ほとんど暇つぶし気分で読んでいるので内容の真偽は気にしないけど、自分が体験した事と似た話しが出て来る事もあって、それなりに興味深い事もあるんですけど、こうしたネットの話しの欠点は、そのどれもが場所が全くわからないこと。

大まかな県やエリアだけでもわかれば共通性をまとめる事もできるのに、これではその場限りの胡散臭い話になってしまうのが残念。どうしてネットの情報はこうもエリアを隠すんだろう。

そういえばもう30年近くも前の話しですが、「山と渓谷」だったと思いますが、読者ページに夏の山行を綴るページがあり、ときどき同じような内容の話しが目についた事がありました。その場所は木曽駒ケ岳。

ここは「聖職の碑」で知られる遭難事故の現場ですが、記憶では3人の遺体が見つかっていないということでした。近年、といってもたぶん10年以上前ですが、子供の白骨遺体が見つかったニュースがあり、このときの子供だろうといわれていた記憶があります。

話しが逸れましたが、雑誌の投稿欄の内容は、「テントを張っていると、夜中に回りで子供の声が聞こえる」という感じでした。数年に渡り似た内容の話しが気になり、バックナンバーを見直したら同じ場所だったわけですが、ネットでもこういうふうにできればいいと思うのですが。ちなみに遺骨が見つかった後くらいから、このような投稿は見なくなりました。思い違いもあるかもしれません。

上の文庫本「山とお化けと自然界」は、タイトルが示す通り、山での不可解な体験談が語られています。「日翳の山 ひなたの山」のほうは、著者が山での出来事を綴った文集で、その中にいくつか不思議な話が。

そのひとつ「岳妖」は昭和15年に朝日連峰で実際に起こった不可解な遭難事故の話。ザックの締ひもは何のために引き抜かれたのか。ちょっとお勧めです。
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上海狂人

ワタシは怪談好きなので一時ネット上や単行本を読み漁りましたが、こういう話も定番の法則があり、似たような話があふれ、最近はあまり読まなくなりました。まあこういうのは話の出来を楽しむものと思うようにしてます。面白そうなので、読んでみたいと思います。
by 上海狂人 (2014-04-22 12:30) 

川越

>上海狂人さま、こんにちは。
ネットの話しは似たような事が確かに多いかもしれませんね。それにどうも尻切れとんぼのような。まあ得体の知れない事についての話題ですから、それもしかたないのかもしれません。

ところで山に棲むあやかしには、一本足、1つ目、ウサギのようにウサギでない、犬のようで犬でない、イノシシのようでイノシシでない、人のようで人でないできそこない。一夜にして置かれた大岩や、道を塞ぐ大木、丸くてコロコロ転がるものなど、いくつかのパターンがあるように思いますが、これは同じ話しから派生したものなのか、あるいはそれぞれの地方で独自に出て来たものなのか、興味深いです。山の不思議はマタギ関連などが多いように思いますが、樵や山仕事達の話しもおもしろそうです。

これらの本、恐がらせるためのお話ではないので、どこまで興味を持って頂けるかわかりませんが、私にはおもしろく読めました。また感想なども聞かせてください。

ところで新潟の家ですが、どうやら先代の住人は学校の先生だったようですが、ご主人が先に亡くなり、その後奥様も亡くなられたようです。原因までは聞いていませんが、お年寄りだったのかな。幸い私はこういう話しを聞いても全く恐さは感じないのでいいのですが、相棒はちょっと気にしているようです。
by 川越 (2014-04-22 21:34) 

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