古い五徳 [道具]
先の曲がった部分は安直な曲げ加工ではなく、親指の先ほどもある鉄の塊が、鍛え、付けられている。
うちには長火鉢、火鉢があるけど、これまでは五徳がなくてちょっと何かを焼きたい時などに苦労していた。もちろん五徳が欲しいとは思っていたけど、なかなか思うようなサイズのものが手頃な値段で出ていない。時には朽ちそうなものが五千円、名のあるものなんて6〜7万円になっていて、「これで売れるのか?」と思ったりで、これまで手に入れることができなかった。
ところが正月休みにヤフオクを徘徊していると、この五徳が目に止まった。1,000円ならばまあいいかと手に入れてみたけど、かなり古そうでいかにも昔の野鍛冶が作ったような無骨な佇まい。その分しっかりした鉄の塊で出来ていて、ひどいサビもなくまだまだ役に立ってくれそう。
出品していたのは秋田の人だったけど、多分囲炉裏で毎日何十年も使われていたものなのだろう。これならば炭で焼かれたり、汁物をこぼしても簡単には朽ちそうもない。網を乗せれば魚を焼いたり、肉を焼いたり、もちろんキノコも焼ける。これで火鉢を使う機会も増えるかもしれない。
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五徳、いいですねえ。
なんでこんなに高熱で歪まないんだろうなんて、くだらないことに感心します。
我が家は南部のピザ用のセットを購入したんですが、まだ未使用です。
ストーブの中が熾になるのを待てないというか、ついつい燃やすことにいっぱいいっぱいです(笑)
by minton (2017-01-06 00:15)
> mintonさま、新年早々から遅くまでご苦労様です。
この五徳、かなり古そうですけど、断面積は相当あるので、墨の高温にも負けそうもありません。実用性たっぷりですけど、それが昔の生活用具なんでしょうね。
南部鉄のピザセットですか、ストーブにぴったりの雰囲気ですね。ゆっくりピザを焼きながら(と言っても、数分で焼きあがるんですよね)温まってください。
薪を燃やすのはなかなか上手くなれません。もっと早く部屋を暖める燃やし方、もっと長持ちさせる燃やし方はないかといつも思いますが、思うようにいきません。やっぱり10年でしょうか。先は長いなぁ。
by 川越 (2017-01-06 06:40)