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使わない刃物 [道具]

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最近また少し刃物の話題が出ているので、使わない刃物の紹介を。このナイフというか切り出しというか、小刀(こがたな)といえばいいのか、刃渡は8センチ程度の小さなもの。

この手の道具としては、昨年田舎からもらってきた母の形見の切り出しが2つあるので、あえてこの小さなナイフを使う理由もないし、繊細な刃先というなら切り出しの足元にも及ばない。もちろん髪の毛を断ち切る程度の刃はつく。

実はこの刃物、自分ではやはり「小刀」といいたい。その理由は詳しい人ならわかるけど、波紋が出ているのが見えるかもしれない。材質は玉鋼で、小さくともれっきとした刀鍛冶が鍛えた刃(やいば)であり刀だ。

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「玉鋼だから切れる」なんてことはなくて、切れ味だけなら現代のステンレス系ナイフの方がずっといいと思う。それに研ぎには神経を使う。まっ、ほとんど刃物としては使わないので、刃先を痛めることもなく滅多に研がないんだけど。

刃物コレクションは実用的なものだけ残して手放したのに、こんな非実用的な刃物をなぜ持つのかといえば、恥ずかしながら山に入るときなどの気持ちのよりどころ、お守りのつもりでもあるし、この世には「おっかないもん」がいると思っている自分の、精神的なよりどころというわけ。

ただの刃物でもいいといえばいいんだけど、オートメーションで作られるよりは一つ一つ精魂込めて作られた刃物、できれば日本刀が魂のよりどころとしてはふさわしいけど、さすがに小刀(しょうとう)といえども日本刀はねぇ。見えたら捕まっちゃうし。(^^;
なのでしばらくは秋田の鍛冶屋がマタギのために鍛えたナタを持ち歩いていた。

いっときは折れた日本刀の切っ先でナイフを作ろうと思ったこともあるけど、切断した日本刀には神通力は期待できない気もして諦め、この小刀に落ち着いた。もっとも近くの山にはだいぶ慣れてきたので、最近はこのお守り刀はもっぱら引き出しにしまわれている。
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