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サビサビ鎌の手直し [研ぎと目立て]

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数日前に「古いノコギリの目立て」というタイトルの記事中で出したサビサビ、穴あきの鎌を手直ししてみた。サビを落としたらなくなってしまうところもあり、先端をカットしたものもいくつかあるし、形自体がおかしくなっているものもあるので、ずいぶん鋼を減らしてしまった。

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それでもなんとか使えそうな形になった。と思ったら、隣の婆ちゃんが「何やってるの?」と見にきて、写真の一番右の鎌を気に入ったらしい。肉厚で少し重いけど使いやすそうだと言っていたので、「持っていく?」と聞いたらえらく喜んでくれた。

ただでもらったものを手直ししただけなんで、あんまり喜ばれると恐縮しちゃうけど、使ってもらえるのは嬉しい。でも1本だけ、理由はわからないけど何箇所も凹んでいるところがあり、どうにも刃がつけられない。ゴッソリ鋼を落とせばいいんだろうけど、これでも草は刈れるから、まっいいか。

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穴の開いた鎌は半分近くカットしたら鋼が出てきたので、刃をつけて試し斬りをしたら切れ味はバッチリ!でも数回ススキの束を切ったら柄が折れてしまった。柄自体も古かったし、どうも中子も途中から折れてしまったようで、サビがそこまで入っていたのだろう。でも刃物としてはまだ十分に使えるので、明日はこの柄を交換してみよう。
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コメント 2

micro

こちらでは鎌は必要では無いようです
花きり鋏でほとんどの物を切っていると思います
鎌もそれぞれの用途に合わせて使用されているはずです
少し古くなったら廃棄処分する時代になりました
作るのもそんな時代に合わせて作っているのでしょう。
by micro (2020-10-18 10:46) 

川越

> microさま
そうなんですか?庭のある人でも草刈りはやらないのかな?でも確かに街中では鎌を使う人はほとんど見ないですね。包丁もそうですけど、錆びるものは嫌われて、錆びたら、切れなくなったら買い換えるのが普通なんだと思います。なので刃物もどんどん安くなって、職人さんも消えていき、いい刃物も消えていく。寂しいもんです。
by 川越 (2020-10-18 17:34) 

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