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芍薬 [花・植物]

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ZENIT HELIOS-40-2 85mm/f1.5


立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
この美人の立ち振る舞いを形容する言葉、元々の意味は生薬の用い方をたとえたものと、「北海道立衛生研究所薬草園」のHPで見つけた。

ここからざっと抜粋すると、「立てば芍薬」の「立てば」とは「気が立つ」の「立つ」で、イライラと気のたっている女性を現し、芍薬の根が痛みを取ったり、筋肉のこわばりを取ったりするという。芍薬の字も薬の文字があるし、婦人に処方されることが多い漢方薬に配合されているようだ。

「座れば牡丹」の「座れば」は、ペタンと座ってばかりいるような女性を現し、それは「お血(おけつ)」が原因となっていることもあり、「お血」とは腹部に血液が滞った状態を意味し、牡丹の根の皮の部分により改善されるとある。

「歩く姿は百合の花」は百合の花のようにナヨナヨとして歩いている様子を現しており、心身症のような状態を意味し、その場合には百合の球根を用いる。

と言うことらしい。そんな意味があるとは全く知らなかったけど、古い言葉にはこうした曰くが含まれていることも珍しくないのかもしれない。
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コメント 4

micro

良い事を知りました
今迄は女性の振舞いだけでした
全て薬と使用していたとは驚きです。
by micro (2022-06-17 17:54) 

川越

>microさま
私も全然知らなくて、HPをみた時には「へ〜、へ〜、へ〜」となりました。昔の人はすごいですね。
by 川越 (2022-06-17 18:27) 

どくとるくま

へえーっ、知りませんでした!
それぞれ病気の事だったとは。正に美人薄命という事でしょうか。興味深い情報を有難うございます。
by どくとるくま (2022-06-18 17:10) 

川越

>どくとるくまさま
お忙しい合間にありがとうございます。(^^)/
美人薄命・・・そんな言葉もありますね。夏目雅子さんがすぐに浮かんできました。でも上の「立てば芍薬」も、一般的な認知度が女性のものだけあって、生薬の効能も女性向けばかりですね。他にもこんなものがあるかもしれません。見つけたらまた記事にしてみます。
by 川越 (2022-06-18 17:28) 

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