SSブログ

包丁と鎌の研ぎ・再再再アップ [研ぎと目立て]

DSCF0555-down.jpg

重なるときは重なるもので、昨日は相棒の職場の友人が包丁を2本と鎌を研いで欲しいと預かってきた。前にも研いだような気がするけど、ステンレスで結構厚めの包丁なのに、1ミリくらいの欠けが数カ所ある。これって魚の骨くらいじゃ欠けない気がするけど、何を切るんだろう?

DSCF0556-down.jpg

刃先のアップだけど、写真だとわからないかも。上が刃先ですが、所々に刃こぼれが・・・。鎌の方は多分これはアスパラガスを刈り取る鎌だと思うし、使い方が想像できるから小石などに当てて刃こぼれするのは仕方ない。ということで今回はアスパラガスをたくさんいただきました。仕上げの写真は後で出すかも。



<できあがり>

DSCF0560-down.jpg


包丁はどちらも刃先1ミリくらいの幅の中で、3段階に角度を鈍角にして刃こぼれに対処したつもり。もちろんもっと上からも研いでますが、刃線部分では片側40度くらいなので、80度くらいの刃先角。刃線は整えているので切れ味は十分なはず。でも写真だと3段階に研いであるのは写せない感じ。もう少し真面目に三脚とライティングを頑張ればわかるかもしれないけど、この程度でごめんなさい。

DSCF0557-down.jpg


鎌の方はアスパラのカットだと思うので(ただし量は膨大)、基本鈍角で刃先のラインは糸刃を入れてある。刃先は微細な鋸状なので、長く切れ味が落ちないとは思うけど、反応が帰って来れば嬉しい。元のほうにある刃こぼれは、取り切ると鋼が減るので残っているけど、あと2〜3回の研ぎでなくなればという感じ。たぶんアスパラのカットに影響はないはず。でも普通の鎌は三日月型に刃先が凹んでいるのに、この鎌はどちらかといえば出っ張っている。この方が使いやすいんだろうか?

DSCF0562-down.jpg




と、一度は終了した包丁研ぎだけど、どうも疑問が拭えずにやり直し決定。というのも上の写真を見てもらえればわかるけど、ディンプルのような窪みと窪みの間の桟のような部分。ここは肉厚で、いくらディンプル部分が凹んでいようが、どう見ても抵抗の塊。刃先だけが鋭利でも、根菜などには絶対に刃先がスッと入らないし、にんじんやじゃがいもは十中八九割れる。皮だって剥きにくいはず。

ということで、ひたすら研いでできる限り抵抗が減るように薄くしてみましたが、あと1センチは削ったほうがよさそう。下の写真は刃線が上だけど、光の具合で見えなくなってしまいました。でも上の写真と比べれば研いだ部分の違いは歴然。これで根菜も切りやすくなっているはずだけど、実は切りにくいのが好みだったらどうしよう。(^^;

ちょっと相棒に試し切りをしてもらったら、この状態でもまだかなり切りにくそう。そりゃ包丁の背の厚さが、切り刃のすぐ上からあるんだからどうしたって抵抗が大きいはず。もしかしたら刃こぼれがあるのは、切込まない刃先を無理やり力で押し込んで勢い余ってということもあるのかもしれない。

L9990169-down.jpg

nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:旅行