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いよいよ本格的に出始めたか? [キノコ]

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崖には見えないけど、この舞茸一つが大きなキャベツくらい。あるいはキャベツ2つくらいの大きさ

今日は舞茸の見回りに行ってみた。月曜日に見たところだけど、毎年油断していて残念なことになっているので、無駄足は納得の上。ところがここ数日の暑さのためか、全く出ていなかったところに、ボサボサ舞茸が出ていた。

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この場所は昨年だったか一昨年に、せっかくとった舞茸を崖の下に落としてしまった場所。でも足場もろくにない崖なので、けっこうヒヤヒヤ。片手で枝を掴み、片手の指で株を根元から取るのは結構な仕事。

途中で腕が辛くなり、「もう諦めるか?」と思ったけど、舞茸の大群を目の前にして諦めるのは無理。必死に掘り出した。

それに風呂敷を持って行ったはいいけど、軽く10キロを超えるほどの量。この重さを片手で持って、もう片方の手で体を支えて崖を登るのはちょっと無理。口で風呂敷包みをしっかり咥えて、文字通り必死に崖を這い登って来た。

このあとはちょっとひと段落じゃないかと思うけど、台風が過ぎれば本格的なシーズンになるんじゃないだろうか。舞茸は冷蔵庫には入りきるわけもなく、お世話になった人やご近所などに配ってなんとか綺麗になくなった。シェフにも連絡したけど、仕事中で連絡が取れなかったのが残念。
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Leitz Summar 5cm f2 沈胴もメンテに [レンズ]

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Leitz Summar 5cm f2 は、手持ちのレンズの中でも最初に手放すかもしれないと思いつつ早ウン10年。幾度となく行われた整理にもかかわらず、結局今まで手元に残ってしまった不思議なレンズ。

もっとも今では絞りが動かなくなり、コバ落ち、バルサム、レンズの傷も多数あり、ヤフオクに出すこともままならず、ほとんどボディに付けられることもなく手元に置いてあった。

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このレンズ、巷では「フレアとハイライトの滲みが合わさり、幻想的なイメージを織り成す」なんて評価されたりしますけど、歴代ライカレンズの中でも評判の悪いレンズの筆頭に挙げられるもので、コーティングなしの柔らかいガラスにつく傷もあって安値で買えたレンズの1つ。

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安いから自分も持っているわけだけど、このレンズはいわゆるオールドレンズらしさを求めて使うと、ズマール特有のモヤモヤにすぐに飽きるレンズの筆頭じゃないかと思う。だけど癖玉の筆頭は、単純なボケ玉というだけじゃない魅力を秘めている・・・かもしれない。

ということがおぼろげにわかって来たのは、使い始めて何年も経ってからだけど、たぶん古いレンズなので個体差もかなりあるんじゃないだろうか。

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例によって過去写真からの抜粋で、これがいい写真というわけじゃないけど、このレンズの面白さは周辺域の収差による乱れ。これをいわゆる「汚いボケ」と片付けてしまうと、このレンズの魅力に気づかないままになる。

使いこなすのは難しいけど、ときたま「いいなぁ」と思える写真が撮れてしまうこのレンズの魅力は、「光の影響を受けつつ収差が生じている」こと。

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つまり「光のコントロールで効果が現れる」と言う非常に奥の深い魅力を持つ。うまく撮れれば最新レンズの開放からキリリと細部にわたりシャープな写りとは全く違った、非常にリアルな空気感、雰囲気が映し出される・・・と、思っている。

もっとも口で言うほど簡単じゃないので、いいなぁと思える写真もなかなか撮れないんですけど。ともあれ、このレンズも使いやすくなって戻って来てくれると思うと、またいろいろ使いこなすのが楽しみです。
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栗拾い [田舎暮らし]

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昨日はキャンプから戻り舞茸を見に行った。いつもは終盤に見に行くところだけど、もしかしたらという気持ちがあった。最初のポイントには3つ出ている。やはり早い。もう一つのポイントは?

やはり出ていた。5mほど離れていても舞茸が数株大きくなっているのがわかる。「やっぱり今年は変だ」と思いつつ、そばに寄るとなんと一つは完全に流れていて姿を留めていない。他の舞茸も表面は綺麗だけど、根元から虫が入っていて人に送るにも自分たちで食べるにもちょっと遅すぎた。

それにいつもならもう出てくるはずのところには全く出ている痕跡もない。こんな年もあるのが山のよくわからないところ。それに小さいのが出て来ていても、そのまま大きくならないものがいくつかある。毎年そんなのもあるけど、今年は多い気がする。もう9月も終わり、これから最盛期になるけどどうなることやら。今年は全く予想がつかない。

ところで舞茸といえばクリも同じ時期。甘い山栗を舞茸と一緒に炊く舞茸栗ご飯の季節がやって来た。家から10キロほど離れた峠の上に、大きくて甘い山栗が落ちる場所がある。今日は天気がいいので、頑張って拾いに行ってみようかな。
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もう秋だなぁ [アウトドア]

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日月と、また相棒とキャンプに行って来た。日曜日は生憎の雨だったけど、舞茸を持ってのんびりワインを飲むキャンプ。雨の中なので出歩くわけにもいかないけど、早めに温泉に遣ってタープの下で焚き火を焚いてゆっくり食事の用意。こんなキャンプもいいんじゃないかな。でも日が落ちたら息が真っ白になる程気温が下がって、焚き火の炎がありがたい。

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今日は朝のうちは曇っていたけど、すぐに日が照りだして夏のような暑さに。でもタープの下は風が爽やかでとても気持ちがいい。ずっとのんびりしていたかったけど、山の舞茸も気になっているので早めに撤収。これから山にに行って来ます。
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相棒と舞茸狩りへ [キノコ]

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土曜日は快晴で、少し前から相棒も「キノコ狩りに一緒に行こうかな」と言っていたので、舞茸に期待して出かけてみた。最初のポイントにはまだ全く出てくる気配がなく、チチタケが少しとカワリハツが少し、カバイロツルタケもちょっと量を増やすために取っていった。

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このポイントはうまくいけばアブラシメジもとれるので、丁寧に探してみると2本だけ見つけることができた。大きくなるキノコなので、こんなサイズで取ってしまうのはもったいない気もするけど、明日、明後日はキャンプに行くのでしょうがない。

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次のポイントもあまり期待していなかったけど、5mくらいまで近くと舞茸がワサワサ見えた。「し〜っ」と相棒に合図して、静かに近寄った。騒いでも舞茸は逃げないけど、場所がバレると取れなくなるしね。小さいものが多いけど、意外と大量。たぶん3キロ以上は優にありそう。

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さっそく友人シェフに電話すると、「直ぐに行きます!」と取りに来てくれた。うちでは留守にしちゃうし食べきれない。冷蔵庫に入れておけばいいけど、喜んでくれる人がいるならそれでいい。お隣の婆ちゃんにも「今年の初物」ってことで置いて来たら、とても喜んでくれた。嬉しそうな顔を見るとこちらも嬉しくなる。


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秋の味覚 [山菜と木の実]

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昨日から夜になると急激に涼しくなって来た・・・というよりも、寒くなってストーブが欲しいくらい。毎年9月にも1〜2回ストーブを点ける年があるけど、今年もそんな年なのかも。冬はどうなるのかなぁ?

昼間はキノコを探すついでに、アケビをちょっと探してみた。探すというほどのことはなくて、藪に行って目を凝らせばすぐに見つかる。実はサルナシもないかと探しているけど、なかなか果実が付いているものがない。でもマタタビとの区別は未だにつかない。

サルナシは1箇所だけたくさん果実が成る場所を知っているけど、家からはちょっと距離がある。自転車で走っていると上りだと見るものもないので、道の両側の植物などをみて走るけど、そんな時に見つけることが多い。そういえば東京時代にも秩父に走りに行くと、何箇所かサルナシの実が付くところがあったっけ。

アケビも特に美味しいってわけじゃないけど、子供の頃に食べるところもないのに口にしてはタネをププッと飛ばした記憶がある。甘いものも当たり前じゃない時代だったから、山でこんなに甘いものが食べられるのも嬉しかったのかもしれない。
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やっぱり舞茸が出始めた! [キノコ]

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今日は昨日の舞茸が半信半疑で、今まで取れたことがない場所に行ってみることにした。朝のうちに2時間ばかり探してみたら、やっぱり小さいながらも新たなポイントを2箇所見つけることができた。やっぱり出始めているんだ。

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昨年、一昨年と9月には全く見つからなくて、10月に入ったら一気に出て来て10日から2週間で終わってしまった。今年はそんな例外的な年じゃなくて、例年並みに出て来てくれるんだろうか?

それにしても山にキノコの姿がない。とにかく毒キノコさえ出ていないのがなんとも不気味というか、納得がいかない。今年もなんとなく変なことになりそうな気がするけど、そんなことにならないといいんだけど。
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舞茸がで始めた [キノコ]

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山の水分は足りない感じだし、今年のきのこは一月遅れで出てくるし、舞茸は流石にまだだろうと思いつつも、ヤマブシタケを取りに行ったついでに舞茸ポイントをいくつか見て来た。

最初のポイントも次のポイントも全く出る気配がない。
「まっ、しょうがないまだ早いよな」
そう思いつつも、ちょっと足を伸ばして近くのポイントへ。

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すると小さいながらも舞茸が出ている。
毎年大きくはならないけど律儀に小さい舞茸が出るポイント。
だけど出るタイミングは他の場所がすっかり出た後くらいのはず。
それが今年はなぜか一番最初に姿を現した。

一箇所出ているならと、一度家に帰り自転車に乗って別のポイントに。
するとやはり最初に出るはずの場所には全く出ていないのに、
少し遅れて出るポイントからは小さいながらもいくつかの舞茸が出ている。

今年は一体どうなっているのやら。
こんな調子だといつも出てくる場所は全く当てにならない。
行けるところから見て回るしかなさそうだ。
出るタイミングも今月末から来月の頭と思っていたけど、もっと早いのかもしれない。
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少しだけキノコ [キノコ]

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稲刈りが進んできたので、再度山の様子を見に行って来た。期待に反して山は乾燥していて、水気が全然足りない感じ。毒キノコも姿を見せないし、まだしばらくキノコは先になりそう。でもカバイロツルタケはいくつか出ていたし、ツエタケもあった。

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本当はバカマツタケが出ていないかと見に行ったんだけど、今年は出るタイミングを逸したみたい。代わりにあったのがこのヤマブシタケ。見てくれはちょっと不気味だけど、お吸い物などには良さそう。これは少し大きいし、昨日も暑い1日だったので虫が少し入っているかもしれないけど、きれいなので隣町のこだわりの和食屋さんへプレゼント。

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こちらのヤマブシタケはまだ少し小さいけど(ソフトボール大)連日の乾燥でこれより大きくはならないかもしれない。とりあえずは残しておいたけど、どうなるかな?
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フロントホイールの組み立て [サイクリング]

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最近走る前にコースを考えてなるべく楽なホイール、というか、タイヤを選ぼうと思っていると、やはり手持ちのホイールが足りない。

ちなみに今使っているタイヤはレース用に使われているチューブラータイヤと呼ばれるもので、チューブがタイヤカバーの中に縫い込まれている特殊なタイプ。競輪競走は全部このタイヤが使われている。

軽くて高性能だけど扱いはシビアで、ホイールには専用の接着剤を使って糊付けし、違うタイヤを使う時にはいちいち剥がしてから別のタイヤを再度のり付けする。

今使っているのは悪路用の太いタイヤ(28C〜32C)をつけたホイールが前後1ペア(32H×36H)。昔レースで使っていた24Hの前輪と新しく手組みした32Hの後輪に22ミリ幅の軽いタイヤを付けた1ペア。そしてロード用タイヤだけど、少し丈夫なタイヤ(手持ちのタイヤは21C、22C、23C、24C、25Cがある)を付けた32Hの後輪が1本、新しく手組みした32Hの軽いタイヤを付けた前輪がある。

これを組み合わせてコースに応じてアッセンブルしていたけど、やっぱり前輪がもう1本欲しい。でも新たに買うには予算がないので、昔使っていたロード用の700CのWOホイールを1本ばらして、ハブを再利用して組み上げた。

リム は未使用のマヴィックGP-4 32Hだけど、そこはヤフオク製品。保管が良くなかったようでリムにだいぶ歪みがある。上に重いものでもあったんだろうか。おかげでかなり苦労して組むことになった。でも突き詰めやってもいいことがないので2時間ほどで適当に終わらせる。

このホイールには少し丈夫なロード用タイヤをつけるつもり。これで舗装路で標高の高い峠や長距離用、普段用の標準的なコース用、悪路の入ったコース用の3種類のホイールが出来上がり。

これでその日に走るコースに応じてタイヤをいちいち剥がしたり貼ったりしなくていいので、タイヤの痛みも少ないし、接着剤の節約にもなるし、何より手間が省けるのがいい。近いうちに秋山郷に行ってみよう。
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相棒は妹とキャンプへ [アウトドア]

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日曜日はアウトドアブーム真っ盛りの相棒の妹と、近くのキャンプに行くことになった。あいにく私は仕事があるので参加できないけど、代わりにというか、テントの設営係として現場に自転車で行って、テントを設営して帰って来た。

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相棒はこれまで一緒に何度もキャンプしているので多分問題はないと思うけど、人任せな部分はちっとも覚えないのが一抹の不安でもある。でも夜になってもメールも来ないし、多分大丈夫なんだろう。天気も昨日までは雨だったけど、今日は朝から快晴だし、微妙に風があったけど夜には治ったので焚き火も問題はないはず。・・・たぶん。(^^;

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ともあれ、ひさしぶりに姉妹二人で同じテントで過ごすのはどんな気分なのかな?楽しんでくれていればいいけど。
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ちょっと目先を変えて [サイクリング]

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ここ最近、サイクリングといえば1,000mの峠を越えて、距離は100キロオーバーで獲得標高をできるだけ稼ごうと躍起になっていた節があるけど、実を言えば,1000m級の峠を登ったり下りたりを繰り返すのは「ああ、またここを登るのか」と、精神的にも結構きつい。

そこで新たなコースを考えてみた。それが上の地図のコースで、地図の一番下が秋山郷になる。秋山郷といえば2年前の記事「リヤカー引いてキャンピング https://photo-bici.blog.ss-blog.jp/2019-07-22」で向かったところ。

このときはMTBでリヤカーを引いて行ったってのもあるけど、うちから50キロもない距離なのに動けなくなるほどキツかったこともあって、上の地図のような周回コースが取れることはわかっていたけど、実現するのは不可能だと思っていた。

ところが最近にわかに走れるようになって来たので、このコースが現実味を帯びて来た。距離は153キロとやや長いけど、獲得標高は3,893mもあるのに同じところを走らずに済む。これは頑張れば行けるんじゃないだろうか。最近行くと言えば関田山脈ばかりだったけど、ちょっと目先を変えて走るのも良さそうだ。
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舞茸はまだしばらく先 [キノコ]

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うちの周りでも稲刈りが始まった。毎年自分的には稲刈りが始まるとじきに舞茸がで始める季節になる。ということで、周りで稲刈りのコンバインの音が聞こえてくると、まだ早いとは分かっていてもつい山に見回りに行きたくなる。

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オオワライタケは出ている。ナラタケも出始めた。あとはスギヒラタケが出てくればバッチリだけど、お目当てのスギヒラタケはまだどこにも姿が見えない。やっぱりあと一雨降らないとダメなんだろう。でも今月末くらいからは忙しくなるんじゃないだろうか。っていうか、勝手な期待だけど。(^^;

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記憶に残るズミルックス35の写真 [レンズ]

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せっかくお気に入りのレンズが手元に戻ってきたので、過去写真の中から自分的に印象に残る写真をいくつかピックアップしてみた。必ずしも良い写真ってわけじゃないけど。

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良いタイミングにうまく写せたカットもあれば、ああすればよかったと思うカットもあるけど、タイミングはやっぱり一期一会。

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好きな写真で言えばトルコで写した写真がいくつかあるけど、なぜかトルコではキャノン19ミリがメインで、35ミリはサブって感じだった。街によって使いやすい焦点距離ってあるような気がする。

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この時すでにバルサムはあるはずなんで、逆光ではコントラストが落ちるんだろうけど、まあそれはそれで良いんじゃないって感じ。逆光でコントラストが落ちるなんて、オールドレンズは普通だしね。
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Leitz canada summilux f1.4/35 オーバーホール完成 [レンズ]

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赤い印はマニキュアで付けたスナップ用の目印で、目が見え難くなってからは重宝している。

失礼しました。製造年月を間違えて見ていましたので、修正いたしました。

今年の5月23日の記事に、旅行には常に持ち出していた大のお気に入りレンズ、 Leitz ズミルックス 35mm f1.4 に盛大にカビを生やしてしまったことを書いた。そのレンズが数日前にオーバーホールから帰ってきた。

このレンズは1961年に発表されたもので、私のは1970年カナダライツ製造ですでに51年が経過している。よく見てみると文字もずいぶんクリアになっている気がするけど、カビが生えているのが分かった時点で半分パニックになってしまい、その状態を写真に撮ることも忘れて整備をしていくれる人に無理やりお願いして発送してしまった。

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全てのレンズ面に出ていたという内部のカビは、もちろん完全に除去されていてカビ痕も残らなかったのは、比較的新しく発生したカビだからだろう。それに自分では気づかなかった絞りの赤錆(^^; も綺麗にしていただいた。

後群の三枚張り合わせレンズが残念ながらバルサムがあるようだけど、これはライカに送り返して貼り合わせたレンズをバラしてもらうしかないだろうし、基本的に自分はバルサムは気にしない。何よりこの写真を見てわかるように、自分には言われてもどこがそうなのか見ることもできない。現在51歳のレンズ、まだまだ現役で頑張ってもらわねば。たぶんバルサムが出ると逆光には弱いはずだけど、自分では気になったことがない。

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作業は完全に全てを分解して、必要な部分は磨きを入れてほとんど新品じゃないかという感じ。ヘリコイドの動き、絞りの動きやクリック感も修理に出す前とは全く違って、スムースでメリハリがある。絞りの羽は買った時から形が安定せずに歪に開いたり閉じていたのが、綺麗に丸いまま最小絞りになる。

こういうのは見ていて安心感があるけど、修理前はたぶん赤錆の抵抗などが影響していたんだろう。メンテナンスしていただいた方の話では、「過去には絞りに油が染みていた時期があるだろう」ということだった。

買ったのは結構知られたライカショップだったけど、そんなもんなのかなという気もする。このレンズの新品の状態を知らないけど、これでまた安心して使うことができる。


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