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芍薬 [花・植物]

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ZENIT HELIOS-40-2 85mm/f1.5


立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
この美人の立ち振る舞いを形容する言葉、元々の意味は生薬の用い方をたとえたものと、「北海道立衛生研究所薬草園」のHPで見つけた。

ここからざっと抜粋すると、「立てば芍薬」の「立てば」とは「気が立つ」の「立つ」で、イライラと気のたっている女性を現し、芍薬の根が痛みを取ったり、筋肉のこわばりを取ったりするという。芍薬の字も薬の文字があるし、婦人に処方されることが多い漢方薬に配合されているようだ。

「座れば牡丹」の「座れば」は、ペタンと座ってばかりいるような女性を現し、それは「お血(おけつ)」が原因となっていることもあり、「お血」とは腹部に血液が滞った状態を意味し、牡丹の根の皮の部分により改善されるとある。

「歩く姿は百合の花」は百合の花のようにナヨナヨとして歩いている様子を現しており、心身症のような状態を意味し、その場合には百合の球根を用いる。

と言うことらしい。そんな意味があるとは全く知らなかったけど、古い言葉にはこうした曰くが含まれていることも珍しくないのかもしれない。
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