SSブログ
スペイン ブログトップ

サンセバスチャン [スペイン]

サンセバスチャン.jpg
スペインはバスク地方にあるサンセバスチャン。90年代に一度仕事で行ってからいつか相棒を連れてきたいと思っていて、2002年に行くことができた。海に突き出した2つの山モンテ・ウルグルとモンテ・イゲルドにはさまれたコンチャ湾に、弧を描く美しいビーチがある。

おもしろいのは、夕刻になると地元の人達が夫婦で簡単にドレスアップして海岸にでてくること。特にレストランで食事するなどの理由がなくても、そうやって日の沈む一時を散歩して過ごす事がこの辺りの習慣になっていると言う。そのしゃれた感じが周辺のスペイン人達には「鼻持ちならない」と思われるとも耳にした。

パリから夜行列車に揺られてサンセバスチャンに到着したのは、雨の暗闇だった。宿の手配もなく「とりあえず宿探し」と思った矢先に、おばちゃんが「宿あるよ」と渡りに船。駅から歩く事15分ほどのアパート風の宿は一部屋30ユーロで、こ綺麗で満足だった。ホテルではなく、空いている一部屋を旅行者に間貸ししていたのかもしれない。

サンセバスチャン2.jpg
サンセバスチャン3.jpg
海岸の美しさや旧市街が売りだと思うけど、私達は例によって食い道楽。海のそばなのでやはりタコや魚介類の海産物が美味しい。昼間は100年前の質素な遊園地で遊んだり、簡単なレストラン、夕方からはバールに並べられたおつまみを食べつつ、1杯100円ほどの安くて美味いワインを味わう。面白いのは料金。食べたものは全て自己申告。串に刺されたものが多いが、その串やナプキンは食べたら床に捨ててしまう。床の汚れているバールほど美味しくて客が多いということになるらしい。

サンセバスチャン4.jpg
夜中になっても治安も良く、バスク独立運動やテロなど物騒な話しがある割に、千鳥足でも楽しい休日を過ごす事ができた。



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行
スペイン ブログトップ