これは伊豆にあるアンディランドの、ホウシャガメ。

我が家にはヘルマンというリクガメがいる。もう17年になるが、毎年冬眠をしながら冬を越す。冬眠するにはお腹に食べ物が残っていると腐敗して死んでしまうので、例年9月くらいから食欲が落ちて、10月になるとかなり食べなくなるのだが、近年は陽気がおかしくてなかなか食欲が落ちない。

そうかと思えばいきなり寒い日があったりと、爬虫類にとっては生きにくい時代になってしまった。冬眠も浅いのか、冬でも春のような陽気があると起きてしまう事がある。いきなりの気温変化は爬虫類には耐えられない事が多く、体の機能がほとんど停止している状態の冬眠から、いきなり気温が上がって起こされてしまうと、体が付いて行かなくて死んでしまう事も珍しくない。冬眠は健康のために必要不可欠でありながら、生きるか死ぬかの大問題でもあるのだ。うまく冬眠に向かえると良いのだが。


我が家のヘルマン。草食で葉っぱを持って行くと走り寄って来る。うちの相棒も田舎に引っ越しをしたらリクガメを飼いたいといっている。