大谷川(だいや)に掛かる神橋(しんきょう)。世界遺産とは知らなかった。←無知(^^; 水面上には気温差のせいか、水と一緒に霧が流れていた。

日光に良く出かけたのは20代中盤以降だろうか。当時は東武日光駅を降りたら、自転車でいろは坂を登り、戦場ヶ原か小田代ヶ原を抜けてから、光徳牧場で牛乳とソフトクリーム。そのあと男体山の裏を回る裏男体林道を走って「裏見の滝」から日光市内に戻るルートが多かった。


いろは坂。昔と違ってマイペースのせいか、あまりきつい坂という感じがしない。

上りと下り専用のルートになったのは私がまだ幼稚園に行っている頃だったが、急なカーブの底に転落した車がいくつも見ることができた記憶がある。イニシャルDの舞台にもなったが、さすがに今は落ちる車は聞いたことがない。いろは坂を上り切れば華厳の滝、その先には中禅寺湖が広がり、竜頭ノ滝を脇に見ながら進めば、カラマツに覆われた大好きな小田代ヶ原がある。このカラマツの森には何度でかけたことだろう。黄金色に染まる短い秋にまた行きたくなって来た。


戦場ヶ原は私の小学校時代はバスガイドさんが「将来はこの湿原も、ただのはらっぱか林になってしまうかもしれません」と言っていたが、聞いているときには「そんなの自分が死んでからずっと後のことだろう」って思っていた。まさか自分がまだ元気なうちにそうなってしまうとは考えもしなかったが、現実にはほんの半世紀足らずですっかり変わってしまった。
いまでも湿原は残るとは思うが、大方は草原か林になってしまっているように見える。