●「越後の鬼」磯部定治 著
●「山里の記憶 1、2巻」黒沢和義 著
この3冊の本が届いた。どちらも昨日ネットで注文して、翌日に届くなんてなんとも便利な世の中になったものだ。本を探すのも簡単だし。問題はついついたくさん買ってしまうことだけか?

「山里の記憶」の登場人物は、長く秩父の山里で生き抜いて来た70〜80歳代の方たちで、彼らの大事にして来た味、技の記憶を記録したもの。同様のものは以前手に入れた宮崎県椎葉村で暮らす、椎葉クニ子さんの語る記憶を綴った「おばあさんの植物図鑑(斉藤政美)」、「おばあさんの山里日記(佐々木章)」があるが、どちらも昔から伝わる風習なども取り入れて、山菜や木の実、草の実などの食べ方、道具の使い方などが出ている。「山里の記憶」の著者、黒沢氏が憂いているのは、本に登場した皆さんが高齢化し、記憶の糸が断ち切れることだ。すでに多くの蓄積されて来た情報が記録されることも伝わることもなく、プッツリと途絶えてなくなっているのだろう。

「越後の鬼」はちょっと興味があって手に入れてみた。世界各国、日本全国にある鬼の伝承は、興味深い。

●「きのこの森の雑記帖」・瀧口道弘著
●「おばあさんの惣菜」・安部ヱミ著

この2冊も明日には届くだろう。いまは読む時間がないのが残念だけど、来週は時間が取れそうなのでのんびり読書できるかもしれない。