海外旅行に限らず、旅行で時間の余裕がありそうなときには、簡単な(読みやすい)本を持って行く。まっ、国内では雑誌が多いけど、今回は田中長徳氏の「屋根裏プラハ」を選んでみた。アマゾンでレビューを見るとずいぶん勝手なことを書いている人が散見されるけど、カメラや写真に関する文章を気軽に楽しく読ませてくれる氏の雑文は好きだ。老眼鏡が必要になって本を読むのがちょっときつくなって来ているけど、プラハを思い出しながら読めればと思っている。

と、ブログを更新したのもつかの間、アマゾンからメールが来て、本の到着予定が「11月30日」だって!いつも2日もあれば届くのに、なぜ普段の10倍も?まあ、お金も振り込んでしまっているので、到着したら正月の楽しみにしよう。とほほ。




ところで昨夜は久しぶりにのんびりとした時間を過ごしたけど、youtubeで若かりし頃の音楽をいろいろ探し出して聞いていた。というか、youtubeなんで見ていた。「悲しき鉄道員」や「ヴィーナス」が大ヒットしたザ・ショッキングブルーは、当時紙媒体で写真を見るか、布団を被って聞いたラジオでしか聞いたことがなかったので、映像は初めて。とても新鮮だった。

そのなかでサイモン&ガーファンクルの最近の映像があった。「http://www.youtube.com/watch?v=YOPAPS2rnwg&feature=related」映画「卒業」を観た人にはおなじみの曲だけど、この映画を観ていない人はまた違った印象を受けるんだろうと思う。と、思ったものの、あの映画を今の人が観たらたぶん当時の若者とは全く違った感想を持つのはたぶん間違いなさそうだ。時代は変わるだな。

それにしてもすっかり歳をとった2人で、声を出すのがちょっと苦しげではあったけど、しみじみと気持ちの中にメロディーが入って来て、思わず当時のことがいろいろ思い出されて感傷的な気分になってしまった。でも年老いた2人のサウンド オブ サイレンス、ミセスロビンソン、スカボロフェアーなどを聞いていると、歳をとるのも悪くないなぁと思えるのだった。