ちょっと追加です。
ブログを読み返していたら、はたと気付いた粥新田峠だけど、地形図では「粥新田峠」となっているが、現地の道標などでは「粥仁田峠」となっている。書いたときには写真と地図を見ながらなので、どちらも書いてしまったが、このほか「皆新田峠」、「粥熱田峠」との表記もあるようである。また、読み方も「かいにた」、「かゆにた」の両方があるが、ダイダラボッチ伝説からすれば読みは「かゆにた」が適当になるだろう。

二本木峠は秩父盆地の東端をなす尾根にある峠で、粥新田峠や彩の国ふれあい牧場など、尾根づたいに走る県道361号線で通過すれば特に問題となるようなきつい部分もない峠。だが294号線を小川町方面から来れば、たぶん平均勾配8%を越えるけっこうな上りになる・・・と思う。最近ルートラボが使えないので、距離や勾配がわからないのが辛い。

標高自体はたいしたことがない秩父の峠ですが、平野から一気に山が始まるので、雪になりやすいのかけっこう積もることも多い。前日も平野部は雨だったので雪が残っているのが心配されたけど、やっぱりありました。

乗れないほどではなかったけど、転ぶと嫌なので・・・

峠までの約5.2キロの道のりは道幅は広いとはいえないが、交通量も少なく、静かな林道の雰囲気をたっぷりと味わえる。ときおり杉や檜の林の切れ間からの眺めもいいところがあり、標高の割に遠くまで見渡せるので、ちょっと意外な感じを受ける。

峠自体は稜線沿いにあるので、頭の上が明るくなると峠が近い。寒くなければのんびりしたいところだけど、日のあるうちに帰りたいので早々に下って来ました。風のない日なたは温かいんですけどね。

ところで「ダイダラボッチ」という伝説の巨人はご存知だろうか。ここ二本木峠にもその伝説が残っていて、粥仁田峠で粥を煮て昼食をとったとき、二本の箸を立てた所が二本木峠とある。スケールの大きさはちょっと想像を絶するが、あちこちに残る伝承を探す探訪サイクリングもいいかもしれない。

あっ、カメラはまだD100です。どうもD7000はすばらしいけど、色味がどうも派手になってしまい、いまひとつまだ使う気になれません。ホワイトバランスやら露出補正もしているけど、CMOSの写真はこうなってしまうのか、それともニコンのソフトはこんな傾向にしているのか。なんとなくM8とM9の違いのようで、慣れるまで少し間が必要な感じです。ほんとに良く写るんですけどね。