昨日の記事でバックパックなんて言葉を使ったけど、つい懐かしくなって当時の本を引っ張り出してみた。昭和51年(1976年)発行のバックパッキング入門は、何度読み返したことか。フレームザックについてはなんと18ページも割いていた。

こんなナイフを持ってあんな格好をして、このテントを持って日光の戦場ヶ原でキャンプしてみたい・・・小林泰彦のイラストを眺めては、頭の中で本の中の情景を巡らせていた。

当時まだ二十歳の親の脛齧り小僧にこんな道具が揃えられるはずもなく、新大久保にあった石井スポーツや好日山荘などに、買いもしないのに出かけていた。でもやっぱり山を歩くよりも、自転車で走り回る方に夢中になっちゃったんだよなぁ。もちろん当時の思いは今でも自分の中にしっかりと流れているように思うけど。