40年も前に使っていた古い自転車を、なんとか走るようにしたいとあちこち手を加えていたら、すっかり気持ちが若い頃のようにウキウキしてきた。そう、昔は自転車が大好きだった。走るのはもちろん好きだったけど、機材としての自転車も好きだった。



この自転車もイタリア、フランス、イギリス、日本などから、使えるもの、気に入ったもので組み上げた。もちろんフレームはパイプ選びからカットの位置、寸法まで全て指定して作ってもらった。走りに行ってはフレームを改造し、パーツを組み換えたり、試行錯誤の果ての形。



今の自分にも使えるように少し手を加えているけど、あの頃の気持ちが蘇る。剥き出しのロー付けの跡、錆と傷だらけでとてもきれいな自転車じゃないけど、今更ながらに忘れていたワクワク感を思い出させてくれる。早く走り出したい。