ここの集落は年寄りばかりになってしまい、ゼンマイを採る人も少なくなっているらしい。隣の婆ちゃんが「採る人もいないからたくさん出ている、採ってきて揉んだらいい」と言うので、今年は他の山菜を採るついでにゼンマイにも手を出してみた。

ゼンマイは他の山菜と違い、採って洗えば食べられると言うものじゃないので、とにかく手がかかる。アク出しをして干し、乾ききらないうちにとにかく揉んで柔らかくしなければ、戻した時に固くて食べられなくなる。

でもそのもみ方が微妙でうまくいかない。最初はアク出しで煮過ぎてしまい、揉んだら崩れてしまった。そういえば去年は少し作ったけど、干し方が足らなかったのか、途中でカビが生えてきて捨てた。今年はうまくいけばいいけど。



行者ニンニクはもう4〜5年前に6株ほどもらったものが増えてきた。そろそろ少し場所を広げてみたいけど、ダメになったらという不安もある。そういえば最初にできた種は、2年発芽しなかった。その年はダメだったのかと思っていたけど、どうも気の長い山菜らしい。