写真奥の道を下りてきたけど、舗装路に出るにはまだしばらくかかる


我が家から20キロほど、柏崎市と柿崎町の境界に桔梗峠というのがある。一度も行ったことはないけど、その1キロほど北にある小村峠には2度行ったことがあるが、桔梗峠の名前に惹かれながらもなかなか行く決心がつかないでいた。

それはこの峠の辺りは道が険しくて、とても辛い思いをすることがわかっているから。でも峠自体は小さなもので、標高はわずかに約366m。20年前の情報では、峠には石像と碑が祀られているらしい。

この峠の伝承としては次のようなものがある。
「奈良時代から平安時代初期、桔梗峠付近に桔梗夜叉という女盗賊が住みついていた。この盗賊が近郷の住民を苦しめているという訴えを聞いた坂上田村麻呂がこれを平定し、さらに治安維持のため部下十数人を屯田兵として残した。 」

ところで「夜叉」は仏教を守る鬼であり善神という説もあるので、これはなんとなく怖そうなイメージからつけられた名前なんだろうか?女盗賊というのも珍しい気がするけど、男を従えよほど気の荒い女性だったのか、盗賊になる以外ないような生い立ちだったんだろうかと、色々考えてしまう。

それはさておき、今日のコースは予定していたルートを回りきる体力がなく、最後にショートカットして帰ってきてしまった。それでも74キロ強で6時間45分。概ね時速10キロはいつも通り。獲得標高はわからないけど、軽く1,000〜1300mは超えているだろう(地図でざっと調べたら1,386mでした。)。しかしこのエリアは高い山がないくせに、標高差を稼ぐのはあっという間。ほんとにきつい道ばかりだ。



それに峠への道も昔に簡易舗装されたようだけど、すでに苔むしコンクリートは砕け、ほとんど舗装路に見えない。峠からの下りは完全に砂利と土の古道と言っていい。おまけに峠の位置はスマホのGPSで確認できたけど、石像も碑も探したけど見つけられなかったのが残念。

まっ、20年前の情報じゃ仕方がないか?その代わりにかつてはほとんど通れなかった古道が、今は車も通れる道になっている。でもたぶんこれは古い道を整備したのではない気がする。電力会社が鉄塔の整備のため、車が入れるように別ルートを作ったのだろう。

前輪 マヴィック 32H ヴィットリア28C 3,1br
後輪 マヴィック 36H クレメン グリフォ61 3,1br
フロント 42×26 TA 170L
フリー 14,16,18,20,23,26