今年はキノコが出そうな倒木は蹴飛ばしながら歩いてみよう。(^^)

昨日、Yahooニュースに面白い記事が出ていた。
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タイトルは「原木シイタケのほだ木をハンマーでたたくと収量が倍増する」

大分県農林水産研究指導センターは、経験的に知られていたシイタケの増収方法の条件を明らかにした。キノコ(子実体)の発生約2週間前に、ほだ木に散水して10回たたく。シイタケはほだ木に振動を与えると発生量が増えると知られており、センターは安全かつ簡易に刺激を与える方法として、ハンマーでの打木の効果と条件を明らかにした。木口より樹皮をたたく方が効果が大きかった。ただ、なぜ増えるのか、メカニズムはよく分かっていないという。
「日本農業新聞」より抜粋
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ホダ木を叩くと発生量が増えるなんて、今まで聞いたことがなかったけど知らなかったのは自分だけ?

だけど、実は興味深い伝承があるのを思い出した。秋田マタギの伝承だったか、北海道のアイヌの伝承だったかはっきり思い出せないけど、内容は上のニュースによく似ている。

それは次のようなもので、「秋になり、キノコが出る頃になると、熊が上に跳び乗ったり歩いたり、木の中の虫を獲ろうとバンバンと叩いた木からはキノコがよく生える。だから熊が歩いたり叩いた木はよく覚えておき、キノコが出る頃に見にいくと必ず大量にキノコが採れた」というもので、初めて聞いた時には「そんなバカな」と思って、「これは何の意味が込められているんだろう?クマは山神様だから、熊が歩いた後には山の恵みに溢れるってこと?」と思っていた。

おまけにキノコが出る倒木は冬に倒れたものが良くて、夏に台風などで倒れたものにキノコは出ないらしい。これも伝承なので実際はどうなのかわからないけど、確かに同じミズナラの倒木でもキノコの出る木と出ない木があるのは確かだし、実は舞茸も古い大木が倒れると今までは出ていなかったにもかかわらず、倒木からいきなり何株も出ることがある。これも倒れた衝撃が影響しているんだろうか?

もしかしたら椎茸だけじゃなくて、きのこ全般に同じような傾向があるんだろうか。しかしこんな話があるとは面白いものだ。

舞茸には効果あるかな?何のキノコが採れたかはわからなかったけど、熊が歩くのを見るくらいだから季節は晩秋の倒木などに出るキノコかな。だとすればナメコやクリタケ、ヒラタケ、ムキタケだろうか。どれもこの辺りに出るキノコだし、試してみる価値はあるかも。