今日は山梨県の笛吹市から富士河口湖町に抜ける御坂みちにある御坂峠を走って来た。国道137号線は御坂トンネルができたので、峠に上る道は旧道となりほとんど車の往来もない。生憎の曇り空だったが、雨に降られることもなく走ることが出来たのは良かった。峠までの旧道は6キロ強で比較的勾配がなく、ある程度のスピードを出せたのも良かったし、車が少なくほとんど道を独占状態で走る事が出来て気持ちがよかった。


ルサール20ミリ

峠には「天下茶屋」があり、2階には太宰治記念室が併設されている。この茶屋が建築されたのは昭和9年、秋のこととある。木造2階建、8畳間が3間あり、正面に河口湖と見事な富士が見えることから富士見茶屋、天下茶屋などと呼ばれていたという。まだ八重桜が咲いて気温は15度くらいだろうか。


ルサール20ミリ

太宰治が初めて天下茶屋を訪れたのは昭和13年9月13日とあった。それまでの生活に区切りをつけ、思いをあらたにする覚悟で11月15日までの3ヶ月余りを、2階の一室で過ごしたという。茶屋の1階はきれいな座敷になっていた。


ルサール20ミリ

一度廃れて倒壊し、今の茶屋は新しいものだが、古い茶屋と同じように建てているらしい。太宰治記念室は茶屋の2階にあたり、当時の様子が偲ばれる。




今回のコース