昨日、今日で山梨県に行って来ましたが、そこで「どんべい峠」というところを走って来ました。「うどんどんべい」みたいな名前ですよね。ここは山梨県の御坂(みさか)町と芦川(あしがわ)村との町村境の峠ですが、この名前は通称のようで、ふつうは「日向坂峠」というようです。

距離は10キロで入り口からしばらくは15%オーバーがあってそれなりにきついのですが、どうもこのひと月ほど、私の体になにやら異変が起こっているようで、今まで苦しくてどうにも走れなかった上りが、どうやら人並み程度には走れるようになってきました。最初は「気のせいか?」と半信半疑だったのですが、どうやらそうでもないようです。

今まで、平坦は人並みより少しだけ速く走れるのに、登りになると「どうして他の人と一緒に走れないのか?」と、自分でも不思議なくらい弱くて、いつも100mも登るとひとりで遅れていました。

前後の体重バランス、ペダルの回し方、腕の使い方から指の使い方、肘の角度や腰の回転運動、膝の動かし方など、思いつくあらゆることをやって来ましたがダメでした。

それがある日突然いつもの上り坂が軽く走れるようになってしまったんです。こんなこともあるんですね。そのおかげで今日も苦しいながらも気持ちよく走って来る事ができました。登りが気持ちいいなんて初めての経験で、この歳になってなにか目の前が明るくなった気分です。

もっともレースになればまたこの自信が打ち崩されて、また頑張って自信が持てるようにするしかないのは、過去の経験からもわかっているんですが。それでもここ数週間はちょっとワクワクした気分を維持しています。ちなみに日曜日はレースです。頑張ります。

今日のコース