昨日から1泊で信州の鹿教湯(かけゆ)温泉に行って来ました。ここは3度目かな?今回は高速バスと千曲バスを乗り継いで行きましたが、埼玉ではすっかり終わっている桜も、群馬に入ると徐々に季節がずれて行き、鹿教湯温泉ではまだ五分咲き。

それでも春らしく色とりどりの花が咲いて、ツクシやフキノトウなども見られた。先週には10センチも積もった雪もすっかり消えて、気温も上がって気持ちがいい。

今回の宿は河鹿荘が休みなので「みやこ旅館」。mintonさんが下で教えてくれた酒屋さんに隣接する位置にある宿で、その偶然にびっくり。宿に入った後は文殊堂など付近を散策して、ちょっとだけフキノトウなども採ったけど、今回は置いて来てしまった。

宿の隣にある酒屋さんは「サカエヤ」さん。「なんで酒屋さんに空き瓶があるんだろう?」と、脇の窓からのぞく空の酒瓶に相棒が気が付き、覗きに行く。

こちらでは6年前に同店だけでしか飲めない日本酒の量り売りを始めたらしい。その銘柄は、同市長瀬の信州銘醸が同店だけのために仕込んだ、蔵出し生原酒の「風(ふう)」。専用の冷蔵タンクを設け、売る直前に瓶につめてくれる。

昨年の3月中旬に行ったときには気が付かなかったけど、写したこの写真にはちゃんと「風」の瓶が写っている。私は生酒はちょっと苦手だけど、試飲させて頂いたこの生酒はなかなか美味しくて、1本もらってきた。

みやこ旅館の露天は、小さくて開放感は少ないけど混浴だし、鹿教湯温泉のお湯はぬるめで長湯ができるのがいい。さっそく浴衣に着替えてつかって来た。月曜日ということもあってか客は少ないようで、ほとんど湯船には誰もいない。24時間入れるのも良くて、もちろん日本酒を飲みながら、ふたりでのんびり。

夕食はあまり期待はしていなかったけど、まあこんなもんかな。特別室だったらもっと違う料理だと思うけど、いつも温泉目当てなので文句もない。帰りの高速バスの時間がちょっと不便で、朝はのんびり過ごせなかったのが残念だけど、また時間を見つけて行ってみたい。