今日は秋晴れだったので、近くの榎峠までひとっ走り。全国に榎と名のつく峠は両手に余ると思うけど、この峠も昔は榎の大木があったらしい。道路の拡張の際に切られてしまったようだけど、そういう話はよく聞くけど残念なことだと感じる。もっとも道を作ってくれる人にしてみれば、邪魔なものでしかないのかもしれない。

面白いのはこの峠には昔、狼に食われた茶屋の婆さんの話が残っていること。ちょっと赤ずきんちゃんの話に似ているけど、この辺りにも昔はオオカミがいたのかもしれない。

峠までの登りは4キロもないので、長野との県境にある峠に比べれば楽なもの。峠道にはおそらく熊の大きな糞が7〜8個もあってちょっと緊張したのは確かだけど、快晴も手伝って気持ちの良いサイクリングができた。

でも考えようによっては、こんなに人里近くでも熊が何頭も生息していると思えば、それだけ自然が残っているとも言えるわけで、嬉しいことでもある。それに熊以外にも色々な糞が落ちていたので、動物にとっては結構いい環境なのかもしれない。狼の話が残っているくらいだしね。

峠のコースはこちら。