先日のサイクリングで、岩の原葡萄園を出てすぐにある宮口古墳群に寄ってみた。妙高戸隠連山をバックに、1,300年前の円墳が31基あって、古墳時代晩期の日本北限に位置する群集墳として、国の史跡に指定されている。出土品には金銅装円頭大刀、アスファルト塗土玉など、当時の儀礼や習慣を知る上で貴重な物が含まれている。

というのはネットの情報だけど、お椀をひっくり返したような、UFOがいくつも着陸しているような、丸い古墳がそこかしこに並んでいる。

ところで古墳といえば、力の象徴みたいな存在って思っていたんだけど、ここにある古墳ってみんな同じような大きさなんだよなぁ。ということはどういうこと?ほとんど権力に差がなかったってことだろうし、過去の人に比べて自分の方が上という意識もなかったってことなんだろうか?だとしたらその人の周りにいた人たちも同じような感じで、みんなまとまって力を合わせて生きていたんだろうか?

古墳に興味があるわけじゃないけど、遥か昔にこの地で生活を営んでいた人たちがいたこと、そしてここが彼らの墓地であることなどを思うと、当時の生活を想像してちょっと不思議な気分になる。