今月はいったい何日雨が続いたんだろうと思うくらいの雨続き。今日も朝まで降っていたけど、9時頃には上がってきたので、意を決してマウンテンバイクを出してきた。コースは上の地図で言えば一番下のまつだい駅を起点に左回り。

向かったのはお隣、柏崎市の榎峠。帰ってから気がついたけど、数年前に一度走っている峠だった。今回は全く違うルートで前回の裏から登ったので気がつかなかったけど、地図を見て気が付けよって感じ。(^^; 16年10月の榎峠のブログはこちら「https://photo-bici.blog.ss-blog.jp/2016-10-24-1

もう一つ大沢峠という小さな峠がすぐ先にあり、その峠を目指して走ったこともあったので、榎峠のことはすっかり忘れていた。それに榎峠って名前の峠は結構普通にあるんで、それも気がつかなかった理由の一つ。と、言い訳しておこう。(^^;


今回の峠は県道56号線なんだけど、上り始めからほとんど1車線。それにしばらく進むと舗装が荒れ始め、しまいには未舗装路になってしまう。おまけに土砂は流れているし、草はボウボウで「ほんとにこの道でいいのか?そもそもこれは本当に県道なのか?」と不安になってくる。



でも結局その道しかないし、間違いではなかった。まだ道中に田畑があるのでかろうじて通れるけど、田畑が使われなくなるとこの道の寿命も尽きるんじゃないだろうか。ちなみに昔はこの道が柏崎から三国峠を抜け、関東へ続く主要道の一つだったらしいが、にわかには信じがたいほど。

榎峠にはまた、次のような伝承が残っている。

「明治時代、榎の木の股にたまった水を目に付けるといかなる眼病も癒されると噂が流れ、多くの人々に利用された。しかし、ときの大官所役人が迷信打破のためこの榎を切り倒すことと決め、木こりに伐採を命じた。木こりは榎に斧を振るったはずみで斧もろとも谷底に転落した。これを見た役人はおそれをなして伐採をやめた」

この榎、御神木でもあったが、昭和43年の道路拡張のため切り倒されたらしい。こんな山道の榎1本くらい、残しておいてもそれこそバチは当たらないと思うんだけどなぁ。 


今回のコース、距離は49キロ弱。標高差は919m。体重も1キロ減っただけで、上手く走れた。夜には体重も戻っているだろう。ちなみに時間はきっちり5時間で、今回も平均時速は10キロでした。