(UVトプコール53ミリF2の開放)

昨日までの寒さとうって替わり、今日は日が差して温かな午前中になった。カーテン越しの明かりが気持ちよくて、ついカメラを出して来た。手持ちのフィルムカメラではいまのところローライコードとライカ3D改造の3F、M3などがお気に入り。

M3はフィルムを巻き上げたり、シャッターを押すだけでもとても気持ちいいので、フィルムが入っていなくてもついつい仕事の合間にシャッターを切ったり、ピンを合わせたりして触ってしまう。これまでにライカはいくつかのM型、バルナックを手にしたけど、やはり操作感ではM3が一番良いように感じる。


昔はバルナックなんて、「なんてかっこわるいカメラなんだろう」と思っていた。ところがこれも使ってみると意外とと言っては失礼だけど、なにも不満がない。きっと歳を取ったってこともあるんだろうけど、普段の身の回りの写真を撮るにはほんとにこれで十分だし、M3には全然及ばないけど、操作感も満足できる。いまではなくてはならないお気に入りだ。

D2や2Fのスローシャッターがついていないバルナックも使って来たけど、おもしろいことにバルナックを使うようになったら、露出計をあまり使わなくなってしまった。光が読めるようになった訳ではなく、全然狂っていて写らないことも珍しくないけど、けっこう「こんなもんかな」って感じでも写ってしまうのだ。それに平均露出とは違った写りは、これでけっこう絵になったりすることもある。露出って写すだけならいい加減でもいいものなものなのかもしれない。そうなると荷物になる露出計はいらなくなってしまった。