ここ群馬の四万温泉は、混浴露天が大好きだった10年ほど前には何度か行ったことがありました。そういえば相棒が初めて自転車に興味を持ったのは、ここでキャンプして以来のことでした。

積善館(せきぜんかん)は県の重要文化財に指定されている。昭和5年(1930年)に建てられた「前新」は3階建てで、1階の浴場(元禄の湯)は大正ロマネスク様式を残すアーチ形の窓を備えた鉄筋で、木造2階建ての山荘は和風建築の粋を集めた桃山風建築。廊下橋は新湯川を挟んで「前新」と「向新」とを結ぶ。

当時は川沿いに湯船が4つある混浴露天があったのですが、今回行ってみたらなんと足湯になるということで、入れなくなっていました。四万温泉には以前「湯の泉」と呼ばれた、着替える場所もない全くの露天もあってとても良かったのですが、どんどんこうした混浴露天がなくなるのは残念です。

それにこの温泉街自体もかなりさびれて来ている様子。大きくて有名な宿以外は、どんどん廃業しているような印象を受けました。今回の宿は1日4組限定の宿ですが、高級宿で4組しかとらないということではなく、小さな宿で部屋が4つしかないところでした。でもご主人が手掘りした川沿いの混浴露天はとても良い感じ。また行ってみたい宿でした。

古い宿は重要文化財指定されているところもあるので、歩いているとそれなりに魅力的ですけど、小さなところなのでこの先はどうなる事やら。秋にはキノコ狩りができる良いところなんですけどね。

昨日は途中から雪になりましたが、今日は風もなくて快晴。久しぶりに温泉にのんびりつかって、良い休日になりました。