私たちの住む十日町は、古くから織物が盛んだったらしい。というよりも、麻を栽培して糸を紡ぎ、それを織物に仕立てるのは男衆が出稼ぎに出た後の女の仕事だったのだろう。それ以外に冬の収入源がなかったともいえる。

そんな過去の時代はともかく、今の十日町は着物の街として売り出そうとしていて、なにかと着物に関連したイベントも多い。自分のアルバイト先でも今日から機織りものの展示会が始まった。前回の桐タンスの再生、その前の書道家の展示会よりも多くの人の目を集めるんじゃないだろうか。