旅行の一泊目は新潟から日本海に沿って富山に向かう。直江津、糸魚川と過ぎて宇奈月駅まで行き、そこからはトロッコ列車の旅。今までにも乗ってみたいと思っていたけど、なかなかチャンスがなかった。

おもちゃみたいな列車で黒部渓谷に沿って進んでいく。かつては「黒部の太陽」なんて映画もあって、このトンネル内で亡くなった人のシーンも記憶に残っている。もっとも今ではそんな気配は全くなくて、遊園地にあるお猿電車の豪華版のようなもので、渓谷の美しさがひときわ印象的。


宇奈月駅を出たら一つ目の黒薙駅で下車。そこから山道を歩くこと約20分で黒薙温泉に到着。途中はカモシカが渡るような狭い道だけど、なかなかいい感じ。この温泉は峡谷最古の露天風呂で、ふもとの宇奈月温泉の源泉でもあって湯量も豊富。もちろん大きな混浴露天も川沿いにある。


最初に駅からの階段がきついけど、20分ほど歩けば黒薙温泉の宿に到着。「あったぁ〜!」が相棒の第一声。(^^)まるで山小屋のようだけど、中は綺麗で食事も自分たちには最高。いい宿でした。


女性専用の露天もあって、小さめだけど景色はこちらのほうがいい。残念ながら写真はダメらしい。ちょっと熱いけど今は紅葉に囲まれているし、透明な温泉で渓谷を眺めながらのんびり入るのは最高。


自分たちの温泉旅行はいつもお酒と一緒。今回も地元の日本酒を持ち込んでのんびり飲みながら、景色を眺めて温泉三昧。気分も良くて相棒もご機嫌。


翌朝は宿の入り口にある神様に再来をお願いして次の宿へ。トロッコ列車なので下から上がってきた列車が終点まで行き、戻ってくるまで乗れる列車がない。その分朝は嫌でものんびりできるのもいいかもしれない。