数日前に「古いノコギリの目立て」というタイトルの記事中で出したサビサビ、穴あきの鎌を手直ししてみた。サビを落としたらなくなってしまうところもあり、先端をカットしたものもいくつかあるし、形自体がおかしくなっているものもあるので、ずいぶん鋼を減らしてしまった。


それでもなんとか使えそうな形になった。と思ったら、隣の婆ちゃんが「何やってるの?」と見にきて、写真の一番右の鎌を気に入ったらしい。肉厚で少し重いけど使いやすそうだと言っていたので、「持っていく?」と聞いたらえらく喜んでくれた。

ただでもらったものを手直ししただけなんで、あんまり喜ばれると恐縮しちゃうけど、使ってもらえるのは嬉しい。でも1本だけ、理由はわからないけど何箇所も凹んでいるところがあり、どうにも刃がつけられない。ゴッソリ鋼を落とせばいいんだろうけど、これでも草は刈れるから、まっいいか。


穴の開いた鎌は半分近くカットしたら鋼が出てきたので、刃をつけて試し斬りをしたら切れ味はバッチリ!でも数回ススキの束を切ったら柄が折れてしまった。柄自体も古かったし、どうも中子も途中から折れてしまったようで、サビがそこまで入っていたのだろう。でも刃物としてはまだ十分に使えるので、明日はこの柄を交換してみよう。