SSブログ

キノコ狩りの道具 [道具]

DSCF1510.JPG


秋のキノコ狩りシーズンになると、この辺りではあまり種類は多く取れないけど、木の上の方にできるキノコをとることも多くなる。普通は高いところだと手を拱いて見ているしかないけど、やっぱりなんとか採りたいと思うのが人情。

というわけで作ったのがこのキノコ採り機。ただステンレスの針金で輪を作って、テレスコ式の8mくらいの釣り竿の先を何本か抜いて針金の輪をつけただけ。でもこれがあるのとないとでは、気分が全然違う。なんせ、諦めるしかなかったキノコがこれで取れる可能性が随分と増すんだから。昨日アップした木の上のヤマブシタケ もこれで採取したもの。

DSCF1511.JPG


そして持ち歩く刃物も違ってくる。普段はナイフのようなナタだけど、秋は写真のように持つところが中空になっていて、棒が差し込めるような作りの刃物を持っている。マタギを知る人には言うまでもないけど、これに棒を刺しヤリにして、いざと言う時はクマと戦う!・・・ってわけじゃない。(^^;

現場で細い木などを刺すのは一緒だけど、用途は針金では落ちないとか、傘だけが取れてしまうしっかりしたキノコを切り落とすため。まっ、クマと戦うときにも使えるだろうけど、それで熊に勝てるなんて思わない方が絶対に無難だと思う。でもナタで戦ってクマを追い払ったばあちゃんの話もあるから、全く抵抗しないよりは抵抗した方がいいとは思うけど。

そういえば長野のまほろばの親父に聞いた話だけど、「熊は左利き」って知ってました?立ち上がって攻撃する時、熊は左手を使うらしいです。あれっ、そういえば熊の手を食べる時は右手を調理するって聞いたような?確かその理由は左手はお尻を拭く手だからだったか、右手は蜂蜜を舐める手だからだったか?なんにしても、左手は雑用の手で、右手はお食事用?

しかし、最近もクマにパンクさせられたパトカーのニュースがあったけど、あの爪で殴られたら車のタイヤでさえ破れてしまうって、熊のパワーはどれだけ凄いの?絶対に対抗なんてできない。刃物に巻いてある紐は、作業中に刃物が自分に落ちてこないように、手元に引っ張って抜けないようにするため。山の中で怪我はしたくないからね。
nice!(0)  コメント(6) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 6

やまっぴ

新兵器登場!
成程ですね、いざとなると護身。
確かに、訓練・練習してないと使えないとは思います。
先ずは、採取優先。

熊・野生動物には「火」でしょう。
ライターとかバーナーとか。
幸い、本州なので対ヒグマのような超危険なことはないと思いますが。
by やまっぴ (2020-10-17 00:20) 

川越

>やまっぴさま
最近はヒグマが本州に上陸して、だいぶ南下していると言う噂も聞きます。月の輪熊でもやばいですけど、ヒグマはねぇ。訓練以前に目の前に熊がいたら、何か訓練したとしても無駄だと思ってしまいます。バーナーの小さい火でも違いますかね?火炎放射器なら逃げるでしょうけど。
by 川越 (2020-10-17 07:02) 

minton

発明は必要の母ですね。
小刀も同様。適材適所。使い分けできててかっこいいです。
by minton (2020-10-17 14:32) 

川越

>mintonさま、いつもありがとうございます。
田舎暮らしだと、必要なものは作るのが一番ですね。以前は必要と思うものは買っていたわけですけど、ブランド物が必ずしも使いやすいとは言えないこともあって、こんなことになってます。
by 川越 (2020-10-17 17:21) 

ムー

えーー!
創作するんだ。
言われてみればきのこって繊細ですもんね。
傘だけとれちゃったら悲しい。

ニュースで石川県の民家に熊ぐぁ~~ってありました。
負傷されたようです(人間が)
冬眠前で熊さんも命がけらしい。
気を付けてくださいね!!!
火炎放射器いるかもーーー。
by ムー (2020-10-17 20:38) 

川越

>ムーさん
創作というほどのモノではないんですが、工夫程度ですかね?(^^;
でもこれがあると木の上のキノコも取れるんで、結構便利だったりします。普段は持ち歩くってことはないんですけど、あることがわかっている時は出番ですね。

ここのところクマに襲われたニュースが多いですね。山よりも人家の近くでというのが多い気がしますけど、ドングリやブナの実が少ないのかな?

うちの周りにも熊はいて、裏の畑に足跡がつくこともあるし、山を歩けば熊のフンは普通にあります。ちょっと人が少ないと道路にもあるし、短いトンネルにあったりもします。

でもまだ現物は見たことがないんですよ〜。狐は結構目にする機会があるんですけどね。熊、ちょっと離れてなら見てみたいと常々思っているんですが、なかなかチャンスみ恵まれません。

そういえば一昨年だったか、なめこを取りに山に入って20分ほどで出てきたら、うっすら積もった雪の上に行きにはなかった熊の親子の足跡がついていたことがありました。案外身近なところに隠れているように思います。

私の場合、熊除けの鈴の類は付けないので(人にキノコの場所を知られる方が嫌なので)、いきなり出会い頭にならないように、ブラインドの先に進む時は木を叩いたり、手を叩いたりと気を付けています。

あとは歩いているときに木の上をよく見るとか、周りの木に新しい爪痕がないかとか、いつも歩くところに熊のフンがあれば「こっちに来るな!」という熊の意思表示だと思って入らないようにしたり、結構気にしてます。
by 川越 (2020-10-17 20:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。