イチジクの1週間後 [イチジク]
今日で2月も終わり。雪国生活も今月が終われば楽になると思うのは連年のことだけど、今年はどうも調子が違う。先週は春になるような陽気だったが、この1週間は積雪もあって冬に逆戻り。この先1週間も雪だるまマークが毎日出ている。
とは言え、もう3月。どか雪がないとは言えないけど、あとは春の日差しを待つばかり。それにしても今年は雪が少なかった。結局屋根の雪下ろしは一度もやらず、積雪も1mに届かなかったはず。今年の夏はまた暑くなるのだろう。
ところで先週出したイチジクの挿木、小さな芽が4つ出てきたことを書いたけど、そのイチジク が1週間でここまで伸びてきた。まだ根が出ていないはずなので、あまり葉っぱばかりが大きくなっても困るけど、成長しているのがわかるのは嬉しい。
ただ一緒に出てきた夏果は、余計な栄養が回って欲しくないので切り取った。来年はしっかり実を付けてくれたら食べてみよう。
でも相変わらず、成長しているのはこのアーティナという1種類のみ。枝先の挿木だけじゃなくて、太いところの挿木も芽が出てきているので、この種は成長が早いのかもしれない。ここは春が遅くて秋が早く短いので、こうして早めに芽が動き出してくれる種類は歓迎だ。
富山に刺身を食べに [国内旅行]
日、月の一泊2日で、富山県高岡市の海辺の民宿(海辺の宿 女岩荘)に刺身を求めて旅行に行ってきた。高岡市は氷見市の隣で、元旦の地震で被害にあった能登半島の付け根部分。ちょっと不安もあったけど、こんなときこそ少しでも応援になればと出かけてみた。
本来は能登半島に行ければ良かったけど、まだそこまで復興が進んでいないので、迷惑にならないところでという気持ちも少し。それでもお土産屋さんには能登応援の品々もあった。
道中は津波や地震の痕跡があるかと思ったけど、目に見えるようなところでは気がつかなかった。でもテレビでは災害支援の品物がどこで受け取れるのかなどが放送されていて、この災害が現実だと知らされる。
海辺の民宿は温泉じゃないのは残念だけど、ご主人がいろいろ気を使ってくれて、たぶんリピーターも多いような印象。目の前の海岸からは海の向こうに立山連峰や、季節によっては蜃気楼が見えるはずだったけど、今回は天気が悪く雲が多くて残念だった。でもなぜかいつものように、私たちがいるところはお日様がしっかり照らしてくれる。
おまけにいつものことだけど、肝心のお刺身の写真がない。どうも私たちは食べる方が先になってしまい、なかなか写真まで気が回らないのが困る。それと夕食の量が半端なくて、二人とも食べきれないくらい。
翌日も相棒は甘エビ丼を食べられるところを見つけていたので、そこで昼食。この写真は相棒が撮っているはずなので、あとでアップできると思う。
写真は上から3枚目だけがコンタックス 2.0/135に×2のテレコンバーター使用で、他はSUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 を使った。やっぱりX-E3で使うといい感じ。次回はできれば街中のスナップで使ってみたい。
芽が出てきた! [イチジク]
気がつけば世間では今日から3連休。すっかり忘れていたけど、田舎暮らしを始めて祭日という感覚がすっかり失せてきた。勤めていないからとも言えるけど、バイトは休祭日も関係ないからというのもある。
ところで今月の7日に挿木したイチジクの枝から芽が膨らんできた。それと一緒に夏果らしきものが膨らんできた。挿木なので実が付いても取るしかないけど、ちょっと嬉しい。
ただ挿木からまだ2週間なので、あまりに早く葉っぱが出てしまうと、根がしっかり出る前なので水分の供給が追い付かずに枯れる可能性が高くなる。
気温が高いと葉が出て、地温が高いと根が出ると聞くけど、室内なのでどうしても気温が高くなっているのだろう。それに挿木した枝は、先端のものだったので、よけいに芽が出やすい。
面白いのは4種類で2本づつ挿木したけど、芽が出てきたのはアーティナという種類だけ。早生品種なのかな?
中望遠レンズ2本 [レンズ]
いま手持ちの好きな中望遠レンズはこの2本。大きな方は、ソ連製のZENIT(旧KMZ クラスノゴルスク) HELIOS-40-2 85mm/f1.5 M42マウント。ソ連製とはいっても現在でも作られているようで、私のは2012〜2015年に製造されたものらしい。
小さい方は古い三共光機で、60年以上前のKOMURA− 80mm/f1.8(M42)。焦点距離も明るさも近いけど、性格は結構違っていて、なにより重さが違うのでヘリオスの方はよほど「これを撮る」ってときか、家の周りじゃないと持ち出せない。
コムラーの方は真鍮ボディでグッと重いけど、へたすると標準レンズのF1.4よりも小型だったりするので、旅行には持ち出すこともある。このレンズはボケ方もスムースで優しく、トロトロボケがきれいなのでかれこれ20年以上持ち続けているが、冷静に判断すればボケがコントロールし難い暴れ玉かもしれない。
これと似たような焦点距離の手持ちレンズに宮崎さんの超軽量レンズ、SONNETAR f1.5/73があるけど、こちらは近接撮影用にピンを3m付近に最適化してあるので、無限方向の撮影には向いていない。
本当は近接も遠景も普通に撮れれば良いんだけど、そこは宮崎レンズ。個性と性能のトレードオフで、今では当たり前な「なんでもよく写る」は望めない。でもSONNETAR f1.5/73は日常的にブログ写真によく使う。
サイズ比較 左からコンタックス プラナー2/135、オートチノン 2.8/135、ヘリオス40-2 1.5/85、コムラー1.8/80
ヘリオスの方はいっとき海外で「ボケモンスター」と呼ばれるくらいの人気レンズだったけど、確かにバックのボケにはリングボケ、グルグルボケ、トロトロボケなどの特徴があり、ボケ方も多彩だ。
これを使いこなせれば最高のレンズだけど、残念ながら使いこなせていないのが辛いところ。ピンが多少甘いというか、中央じゃないとピリッとしない面があるけど、組み立て精度の問題もあるようで、個体差もあるらしい。
ヘリオスは色被りと重さに負けてフィルム時代に一度手放し、9年前にデジタルで使いたくて買い戻した。だけどやっぱり重さには勝てない。もう少し望遠まで範囲を広げると、普通に使いやすくて、綺麗に空気感のある写りをするのは、コンタックスのf2.0/135ミリだと思う。
あるいは自分の中では過去に使っていたズミクロン90ミリの色とボケの良さ、繊細なシャープさが印象に残る。今なら絶対に手放さなかったレンズだけど、重さが使い切れなかった。
あとはチノンのf2.8/135ミリ(M42)も軽くて小型、しかも清涼感ある写りが好きで今でも手元に置いているけど、滅多に使うチャンスがない。でも今年こそはこのヘリオスレンズをなんとか使いこなせるようになりたい。あとはできればチノンのOHもやりたいなぁ。
3月9、10日 のっとれ松代城 [イベント]
この地には昔からこのイベントがあって、正式には「第34回越後まつだい冬の陣」という。街中にある松代高校のグランドをスタートし、3キロ離れた小高い山の上にある松田城に一番乗りを競うイベントだ。
通常なら3月の頭にはまだ雪がたっぷり残っているので、体力自慢の選手たちも苦労する。一位になると松代城主として表彰され、コメ一石(コシヒカリ150キロ)が与えられる。
毎年冬の風物詩とも言えるけど、もちろん私は参加するなんて考えたこともない。ところが相棒が「私も出る!」と言い出した。確かにうちの相棒は運動が好きで、川越時代にもマラソン大会に参加したことがあるけど、現在の年齢を考えうるとちょっと無茶じゃないかって思うけど、どうやら妹と二人で参加するらしい。
まあ、元気なのは良いことだけど、それにしてもトライしようとする元気があるだけでも尊敬しちゃうかも。なので当日は私も応援には行くけど、目当てはどちらかといえばいろいろ出展される屋台のほうかも。
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical その2 [レンズ]
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Asphericalが手元に届いた。FujifilmX-E3に付けるとこんな感じ。アダプターがあるので厚みが増しちゃうけど、まあまあコンパクトには違いない。それに今回の個体は、アダプター(L39→ライカM→フジEX)を複数付けてもフード位置が適正な位置に来る。気分的にはこれはけっこう嬉しい。
ちょっとカショカショした感じだと「ああ、こんな感じだったな」と、昔を少し思い出す。さすがに15ミリの焦点距離は、周辺部を使わないAPS-Cセンサーといっても、それなりに超広角の雰囲気を醸し出すが、フルサイズ(フィルム)では結構あった周辺減光は気にならない。
さすがに超広角レンズなので、やっぱり水平垂直は気にしないといけない。でも最短30センチだし、使い勝手は予想通り良い感じ。今週末にはちょっと旅行に行くので、この組み合わせで写真してみよう。
携帯用浄水器 [アウトドア]
2週間ほど前、携帯用浄水器をネットで購入した。このご時世なので需要が多いらしく、類似品も多かったし、在庫も枯渇気味のようで手元に来るまでに2週間以上かかった。届いたものを開けてみると、携帯トイレがひとつおまけに入っていた。これもやっぱりご時世と言うことなんだろう。
携帯浄水器といえば数年前にも一度入手したことがあり、それは水の悪いアジア圏に旅行に行くためだった。あまりお腹が強くない自分は、一度到着の翌日にひどい下痢をした経験があったためだった。
その浄水器はそこそこ高性能だったけど、浄水できる量が少なくて使いにくかったので、今回はもっと使いやすいものを選んだ。今回はフィルター交換なしで5,000リットル浄水できるというので、ざっと500mlペットボトルで10,000本。これだけ使えればたぶん問題はない。
フィルター以外にも掃除用の注射器、水を吸い上げるためのシリコンチューブ、ウォーターバッグがセットになっている。本体の重量は50gで負担にもならない。ウイルスは無理でも細菌は除去できるし、最低限の浄水は可能だろう。
泥水でも浄水はできるけど、フィルターがすぐに目詰まりするだろうから、いくら掃除ができるとはいえこの浄水器を使う前に不織布などでできる限り水を濾す方がいいはずなので、非常時には手持ちの不織布も使う予定。
なぜ今回携帯浄水器を買ったのかといえば、万が一の災害時に何は無くとも水だけは最低限確保するためという建前と、今年目論んでいる山歩きでも沢の水が飲料水に使えるため。ここは沢の水も湧水もあるので、山が崩れでもしない限りは災害時でも大丈夫と思う。だけど山歩きでは最低2リットルの水は背負うけど、夏場は絶対に足りないので水場があれば補給したい。
でも昨今の水場はけっこう人が入っている山も多いし、獣の数も増えているので若干気になる場合もある。もちろん全然気にしなくていい安全な湧水も多いとは思うけど。ということで、今年の山歩きにはこの浄水器も持参する予定。なんだか行動に移す前に道具ばかりが増えている気もするけど、まっいいか。
畑のイチジク を掘り出した [イチジク]
現在畑には5種類のイチジクを植えている。昨年と同じだけど、昨年は2mほど積もった雪の重さで、雪囲いごと潰されてせっかく伸びた枝も根元から全て折れてしまった。なので今年は慎重に雪囲いをしたけど、一番小さな苗の頭の部分が雪の上に出てきたので待ち切れずに70センチほどの雪を掘り返してみた。
幸い根元から折られるようなことはなかったけど、まだ伸び盛りで若かった先端部分は凍ってしまったようで腐っていた。でもこれくらいなら問題はない。今年は春から元気に枝を伸ばしてくれるだろう。
鉢植えのイチジクは2年目のものでも実を少し食べることができたけど、畑に植えたイチジクは3年経っても一つも食べられていない。でも今年は他の4本も食べられそうだ。雪が消えるにはまだまだ時間がかかるけど、楽しみに待っていよう。
イチジクの剪定と挿木 [イチジク]
今日もいい天気で暖かい1日。二階に置いてある鉢植えのイチジクを見ると、芽が少し出てきているような気がするので、慌てて剪定と挿木をしてみた。普通は3月になってからなんだけど、今年はずいぶん早くなった感じ。
二階に置いてある鉢植えは1〜3年目のイチジク だけど、なぜか2年目で実が熟したイチジク もあれば、3年過ぎても全然大きくなってくれないイチジクもあって、何が違うのやらさっぱりわからない。
ともあれ、剪定した枝はすぐに挿木にしてみた。全部で21鉢。4種類で21鉢だけど、いくつしっかり根を張ってくれるか?全部同じようにやっても同じように成長はしてくれないのが植物の難しいところであり、楽しいところでもある。
SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical [レンズ]
20数年前、このコシナフォクトレンダー製SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical の初代スクリューマウントを手に入れた。ライカM4-Pと球面ズミルックス35/1.4を手放した後で、非常に後悔した記憶があるが、その後コシナのベッサTというRF機を手に入れてどこに行くにもこのボディとレンズだった。
そんなお気に入りレンズもいつしか手放してしまったが、このレンズは距離計にも連動しない目測レンズで、ファインダーを覗いてもピンが合わせられない。最初は使いにくいレンズと感じていたが、めちゃくちゃ小型軽量で逆光にめっぽう強く、シャープでコントラストが高い。慣れるに従ってピンも気にせずバシバシシャッターが切れるのですっかり気に入っていた。
それでも手放してしまったわけだけど、デジタル時代になりFujifilmのX-E3を手に入れてからはまた欲しくなっていた。この小型ボディに付ければ焦点距離は22.5ミリ相当。この辺りの焦点距離は自分にとっては大好物。マニュアルの目測レンズでピンを合わせる必要もないので、シャッター関連で気に入らないところもあるX-E3にはうってつけ。オリジナルの27ミリAFレンズよりもたぶん使いやすいと思う。
写真は全て昔のフィルムからのスキャン
欠点は固定フードのスクリューマウントなので、アダプターをつけるとフードの位置が適正位置からずれること。あとはたぶん生産後時間を経ているのでコーティングが傷んでいる可能性があることくらいかな。ということでヤフオクで激安品を手に入れた。
現在も人気があるようで、このレンズは3代目が販売されている。性能はさらに磨きがかかっているはずだけど、他社を含めればこのクラスはf2.8なんてのもあり、室内ではいいだろうけど反面初代の小型軽量のシンプルさは無くなってしまったのがちょっと残念ではある。
でもすっかりデジタル時代で、斜めの光に弱い超広角は大型化が顕著だし、標準レンズさえ1kgなんてのも珍しくない時代だから、これも仕方がないのだろう。その点APS-Cは中心部を使うので斜めの入射光による色の滲みにはメリットがありそうだ。
春が来た? [田舎暮らし]
なんというか、こんな日もあるのかってくらいのいい天気。まるで春が来たような暖かさ。昨日も暖かかったけど、今日は日に当たっていたら暖かいを通り越して暑い感じ。屋根の雪も一気に溶けているし、畑のイチジクも雪の上に枝が見えてきた。
早く雪が消えるように畑にストーブの灰を撒いてみようかとも思うけど、でもまだ2月だしなぁ。この先雪の予報があることはあるけど、本当に降るのかと疑ってしまう。
Heat shieldとHeat shield Aramid [アウトドア]
2月も中旬で今日は一気に気温が上がってきた。まだドカ雪の可能性はあるけど、もうじき春が来るのだろう。ということでアウトドア用に小物を2つ手に入れた。アウトドア系の小物類では、ガレージメーカーの「Naked Labo」を選ぶことが多い。ちょっと高めと感じることもあるけど、魅力的な脇役的なものが多くて、少し余裕があるとつい手を出してしまう。
今回選んだのは暖房用の小型軽量ストーブ(Compact heater)に取り付けて、遮熱と輻射熱反射を目的としたサポートギアのHeat shieldで、今まではガスストーブの上に上がる熱量が気になってテント内では使いにくかったけど、この小さな丸い薄い板があるだけで、上に手をかざしても大丈夫なくらい熱を遮断というか分散してくれ、熱自体も前方に反射してくれる。
それとOD缶に付いているのがHeat shield Aramidで、Compact heaterが下方に放つ熱を効率良く安全に活用できるように輻射熱反射を目的としたもの。高温環境の設備/乾燥炉/窯等からの輻射熱遮断に使用される素材で、OD缶が熱されるのを気にしなくてもすむので、長時間の使用にも不安感が少なくなる。薄くて軽いけど、効果はバッチリなので春先や秋口などの外の動かない作業時にも使いやすい。
実際のキャンプなどでは、ポータブル式の焚火台があるので出番は少ないと思うけど、ちょっと冬に山に入って作業する時などには使いやすいし、冬の刃物研ぎでも使うつもり。
写真は「nakedlabo」ブログから拝借。
売れ残りのブルーベリー [花・植物]
昨年末、もう苗を買うにはずいぶん遅すぎてタイミングを逸したけど、数鉢のブルーベリーの苗木を買った。個人的にはほとんど全く興味がなかったけど、相棒が実を食べたいというので手に入れてみた。
そのうちの一つの鉢がなかなか落葉せずにいたけど、最後の一葉になった。それも今更だけど、きれいに紅葉していた。今週は春一番が吹く予想があるけど、昨年は3月にはもう雪が降らなかったことを考えれば、今年は昨年以上に春が早そうなのでそろそろ春一番が吹いても良いのかもしれない。
それに昨夜の大雪予報もここでは5センチくらいだった。ただしめちゃくちゃ重い雪で、雪流しが一苦労。でもこんな重い雪は春の予兆でもある。もちろん今年は例外的な季節ではあるけど。
今日の午後はまた相棒がアップルケーキを作ってくれた。今回は2度目なので前回よりも良い感じ。いつもはコーヒーが好きだけど、なぜか前回も今回も紅茶が欲しくなったけど、やっぱりこのリンゴケーキには紅茶の方が合う感じ。思い込みかな?
そば、うどんの麺を作る道具 [田舎暮らし]
こちらの家の周りには使わなくなった石臼が積まれていることが多い。それと一緒に写真のような道具も使われることなく置かれていることもある。昼にはこれでうどんを作って食べたという話をよく聞いた。
ほんの30年前までは普通にどこの家でもこれらの道具が使われていたけど、さすがに今の時代はそんな手間をかけてうどんや蕎麦を食べるところはない。が、いまはまだ近所に豆を持ち込むと粉に挽いてくれるところもあって、利用している人もいるようだ。