キノコ狩りは秋だけのものと思っていた頃、採れるキノコは決まっていたので毒キノコもあまり気にしないでいられた。自分たちが採る茸に似た毒キノコはないと思っていたからだ。ところが夏にも採れるし、春にも採れる、それどころか冬にだって種類は少ないもののちゃんとキノコ狩りができるとわかってからは、徐々にキノコの知識も増え始めた。



ウツロイイグチを少しだけ採って来た。探せばまだまだ見つかったけど、これまではいまひとつ判断がつかなかったキノコの1つだった。


知識が増える事はいい事だけど、その知識が最近災いして、以前のように自由に茸が採れなくなってしまった。というのも、食べられるキノコでも毒キノコに似ている特徴があると、つい気になってしまうから。それに良く行くエリアには実にまぎらわしいドクヤマドリというキノコがあって、これが今ひとつはっきりとわからないのも原因の1つ。これといった特徴がなく、ほかの種類と区別がつかないうえに、良く採るキノコに非常に似ている。困った。

これはまた別の毒キノコ

ということで、このウツロイイグチもこれまではなかなか採取には至らなかった。でも今回はしっかり特徴を覚えたので、次回からはしっかり採って来られる・・・と思う。(^^; 
キノコはなかなか覚える事ができないけど、こうして年に数種類でも確実に覚える事が大事なんだと教えてもらったけど、確かにそれ以外の方法はないのかも。図鑑や写真ではどうしてもわからない部分というのがでてきてしまい、それが決定的な違いになる事もあるので難しい。でも今回はこれで新たに2つのキノコを覚える事ができた。