ちょっとレンズについて諸々加筆しました。


相棒に買ってもらったクリスマスプレゼントは、ライツのテリート20センチ。それが今晩手元に来たので嬉しくて、今日2度目のアップです。ついでに真っ暗だけど外に写しに行って来ました。

このレンズはヴィゾフレックス専用なのでそのままではM8には使えないけど、エルマー65ミリもあるので、全く問題なし。なにより200ミリなのにフードを外せば手の平に乗るミニサイズ。これなら海外にでも持って行けそうで、今から使うのが楽しみです。

テリート200ミリには大きく分けて2種類あるのですが、f4.0の後期型ではなく、開放でドロドロになるという、ヴィゾフレックス用の最初のレンズである初期のf4.5を選びました。調べたらタンバールと同じ1935年から製造されていました。最初期のものは絞りが違う(大陸絞り?)ので、これはたぶん戦後のモデルです(シリアルを調べたら1958年製なので、59年にf4.0に切り替わる最終型でした)。

外観はブラックペイントで、どこかタンバールに似ているみたい。そういえばフードはタンバールにも付けられたように思います。ただ、キャップがなかったのが残念です。写りは室内で写した限りではかなり色抜けも良く、シャープですが、同時に甘いというか柔らかな印象です。これは4群5枚の少なめのレンズ構成も影響しているのかな?でもボケはさすがに200ミリ、かなり大きくボケてくれます。

今のところ狙い通りの写りで大満足。心配していた傷も曇りも、ほとんど気にならないレベル。これで国産M42レンズ並の値段ですから、超お買い得でした。昔から「ヴィゾ用レンズはどれもが良い」とは聞いていましたが、65ミリはもちろんテリートでもその言葉に偽りなしでした。まだ良くわかっていませんが、自分にとってはタンバールよりも気に入りました。このレンズも手放す事ができない大事なレンズになる予感です。同じテリートリングで使える280ミリもついでに欲しくなります。