十日町の私達の家はとても小さな二階屋ですが、家主さんが「住んでくれるなら」と、それまでのちょっと高めの値段から一転して譲って頂いたものです。最初はそれなりの値段だったので、少し離れた別の古民家にしようかと話していたところでした。

それで譲って頂いたわけですが、そうなるとどうしても「なんでいきなり?」という気持ちが湧いて来ます。この家、元は学校の先生だった老夫婦がお住まいだったと聞きましたが、まずはご主人が亡くなり、すぐに奥様も亡くなったことは聞きましたが、その後の詳しいことは知らされずで、余計な心配をしてしまいました。

最近になって回りの方から大まかなことは伺い、怪しい家ではないことがわかって一安心したところですが、それと一緒にどうやらここにはいわくつきの物件がある話しも耳にしました。

というのも、その家は家主が変わるたびに次々に自殺してしまい、3人目も一月ほどで引っ越してしまったそうです。何があるとはうわさでもわからないのですが、その家が再度買われて今はリフォームをして綺麗になったそうです。

聞けば状況がリフォームの進み具合とも合い、まるで私達の家のことのようにも感じるのですが、まさかねぇ。そういえば、亡くなったご夫婦の後にもう1人借りた人がいるような話しも、地主さんがちょっと口にしたような気もするんだけど。