これまで何度も書いたりコメントしていることだけど、なにもない田舎暮らしがなんでこんなに楽しくて、充実していると感じるのか、ちょっと考えてみました。

ほんの数ヶ月の短い田舎暮らしで感じるのは、今までとは全く違ってただ家の前の風景にすごく感動できることが大きな違いかも。それにぼんやりというか、無心でただただそこにいたり、同じ単純作業をしている時間が増えたみたい。

ここでは何もしなくていい時間がたっぷりあるし(ほんとは掃除や薪ひろいなど、いろいろあるけど)、落ち葉掃きでも雪下ろしでも、薪割りでも、単純作業を時間を忘れて無心にしている。

でもそんな時間が日々幾重にも重なることで、生活というか、そこで生きて行く深み、豊かさが増して行く効果があるんじゃないだろうか。よくわからないけど。

これまでは忙しい合間にときおり趣味の時間を過ごすことで、自分は贅沢な時間を過ごしていると錯覚していたけど、それはちっとも贅沢な時間じゃなくて、ぼんやりした時間を過ごすことさえできないことにも気が付かないでいただけなんじゃないだろうか。

なんて書いては見たものの、結局のところ田舎にはなにもないからなにもできない。だからぼんやりと外を見ている時間ができるだけなのかも。でも、それが贅沢な時間なんですよね、きっと。