昨日は小雨で日が落ちるとちょっと肌寒く、かといってストーブを点けるほどでもないので初めて火鉢に火を入れることにした。

6月の10日になろうってのに囲炉裏ってのもピンと来ないけど、灰が湿気るのもよくないし、秋になっていきなり実用というよりは、事前に使ってみようとなった。

火鉢の下には引き出しが3つついている。そのひとつに未使用の火箸が。こんなオマケの話しはなかったので、前の持ち主が入れておいたのだろう。必需品なのでありがたく使わせて頂く。

灰は藁灰のようで、それもあまり使用感のないもの。前の持ち主はあまりこの火鉢は使っていなかったのかもしれない。

小さめの炭に火を点けるとパチパチと炭のはぜる音とともに小さな火の粉がふわりと舞い上がっては消える。炭の匂いに包まれた静かなひととき。

座ると囲炉裏に比べて火が顔に近いこともあるのか、とても身近に感じるし意外なほど部屋が暖まる。まっ、部屋が小さいってのもあるけど。

やっぱり火のある生活はいいなぁと、脚を投げ出しすっかりお酒が進んでしまった。ストーブもいいけど、火鉢もいいなぁ。