先日相棒が突然「何か欲しい大工道具とかある?」と聞いてきたので何事かと思ったら、どうやら先月の誕生日に何もなかったので、代わりに欲しいものを買ってくれるということらしい。びっくりして気持ちが変わらないうちにと色々考えたけど、この「夏屋砥」という砥石を買ってもらうことにした。

小さな夏屋砥を持っているけど、この砥石は昔岩手県の夏屋村で採掘されていた中砥が、昭和の時代までごく一部の地域で出回っていたようで、昔は刀剣研磨にも用いられていたらしい。今ではほとんど目にすることがないけど、手持ちの小さな夏屋砥は研ぎやすくて包丁の仕上げにも使えるいいものだった。幸い少し大きなものがヤフオクで出ているのが見つかった。

知名度がないのでライバルもなく落札できたけど、天然砥石は一つづつ違うのでこの砥石も小さいものとは硬さなどがちょっと違うけど、中砥としてはいい感じ。大事に使わせてもうことになった。まっ、一番使うのはうちの包丁なんだけど、時々近所のばあちゃんたちが持ってくる包丁研ぎにも使いやすいはず。