今年の秋はキノコが不作だったけど、それでも探せば少しは採ることができた。毎年のことだけど、好きな人には舞茸やなめこなどを送っていたけど、今年送った人からお礼に何かと言われて、「カリントウでも」と伝えたところ、ダンボール箱にいっぱいお菓子が届いた。これじゃあキノコを買う以上の値段がかかっていて申し訳ないけど、お菓子が大好きな自分にはとても嬉しいお返しだ。ありがたく冬のおやつにいただくことにした。

それにしても近所に山で採ったキノコを持っていくと、帰りには長ネギになったり、芋になったり、カブや大根になったりと、まるで物々交換のようになる。昔はそうしてお互いにやりくりしていたのだろうけど、そんなことが当たり前のこととして残っているのは、蓄えもない田舎暮らしの自分にはとてもありがたい。