チョウセンアサガオかと思うけど、自信なし

sonnetar50/1.1を予約した頃、しばらく売れ残っているズミルックス50ミリの1stがいつも頭にありました。数も少なく、最近はアジアに流れて行くものが多いのか、目にする機会も少なくなっていました。値段はsonnetar50/1.1よりも若干高めですが、同じくらいと言っていい範囲。

実はズミルックスの逆ローレットはjetさんお勧めのレンズでもあり、「今月sonnetarが来なければズミルックスにしよう」と思った矢先に届いて、「う〜ん」という感じでもありました。

同じようなカットばかりですみません

もっとも、sonnetarが気に入らないと言うわけではなくて、これはこれで他に代用が効かない面白いレンズなのかなという印象も持っています。まだまだ使い込んでいないし、癖もわからずですが、ライツの古いレンズとはまた違った癖のようです。ズミルックスのような誰もが認める良いレンズも欲しいですけど、こんな変わったレンズもいいのかなと、思っているところです。もっともその癖を活かすといのはまた難しそうですが。


このレンズ、絞りにクリックがないのでヘリコイドを動かすと絞りの値がずれてしまいます。これは大きな欠点ですけど、絞りにこだわらずに概ねの絞りで使うには、指先で間単に調整できるメリットもあります。日陰と日なたなどを移動しながらスナップするには、3段分くらいを常に上げ下げするので便利と感じることもありました。

ただ開放で使いたい場合や半絞りで使いたいときなどは、私はフードに黒いガムテープを少し張ってあり、それを絞りリングに貼付けて固定することもあります。見てくれが悪いのでお勧めはしませんが、絞りは動きません。またヘリコイドの回転角は最短から無限までで1/4回転もしないので、慣れればスナップでピンの調整が楽です。

1枚目、右上は空が入ったのでゴースト(でしたっけ?)がでてます。左上はなんだろう?滲みがすごいです。3枚とも開放から半絞り絞っています。2枚目は-1と2/3アンダーです。3枚目は前ボケを入れてみました。約一月使った印象としては、いまのところこんな感じ。忘れていることもあるかもしれません。

・光の加減でボケの印象が変化する傾向がありそう
・とろけるボケが特徴。ときに驚くくらい暴れる
・ボケの暴れは距離に影響されているかも
・ゾナー系ゆえか、色抜けがいい
・解像度が高く、開放から使える
・f2.0くらいまでフレアが綺麗にでる(光しだい)
・バックは2線ボケ(コマ収差なのかも?収差の違いが良くわかりません)になりがち。時間があればレンズを外してコントロール可能だけど、めんどくさい
・収差調整の「コママニュアル」効果は大きい
・f2.8くらいまでで使うと、ピンのシャープさとボケがわかりやすいかも
・開放でもピンの合う範囲が広く感じる
・ボケているものの形がわかりやすい傾向があり
・逆光ではゴーストやフレアがでやすい
・ハイライトに限らずフリンジが出ることがある

しかしまあ、「こんなのばかり写してないで、ちゃんと写真しろよな!」って感じですね。(^^;