ここのところビールやワインが多かったけど、お刺身を買って来たこともあって、昨夜は久しぶりに日本酒で晩餐。お酒は新潟の天神囃子の純米吟醸。初めてのお酒です。

”天神囃子”は元々は稲作豊穣を祈願する祝い唄ですが、その名をつけたこのお酒は新潟県十日町の魚沼酒蔵のもの。以前十日町に行った帰りに、飲み比べをさせてもらって買って来ました。酒米「越淡麗」100%使用で、その酒米を50%まで精米して、豪雪地十日町の厳しい寒さの中、ゆっくりと低温発酵させたお酒らしい。

口を開けてグラスに注ぐと、ちょっと香が少ない感じ。最初の印象は「あっさりした端麗の辛口かな?」と思ったが、口に含むとかなり甘口。それでいてべったりしたところがなくて、けっこう上品な感じでつまみの味を損なわないし、お酒自体の味もしっかり楽しめる美味しいお酒でした。冷やしてもあまり苦みを感じませんが、少し冷やしたくらいが美味しい気がします。辛口のお酒が好みの人には合わないかもしれないけど、一般的な甘口のお酒とはちょっと違う、お勧めの1本です。

つまみは先日採って来たヤナギマツタケを、ヒラタケと一緒にマリネを作ってもらった。しっかりしたヤナギマツタケはマリネにもピッタリ。あっという間に食べてしまいました。