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ビールの季節 [お酒]

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sonnetar73/1.5


昨日までの肌寒さが終わって、今日は朝から快晴で気温もぐんぐん上がっている。こうなると夜はビールが待ち遠しい。今週末には東京に出るので、いつもお世話になっているアマンダスポーツの千葉洋三さんへのお土産を買いに地元の馴染みのちょっと面白い酒屋さんへ。

写真奥の「CHIMAY グランドリザーブ ラムバレルエディション2017」を目当てに行ったら、中央の「リンデマンス・ブロッサムグーズ 」というかっこいいボトルがあり、こちらも思案の末購入したら、右の「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」を味見用にと1本いただいた。こんなことをしているから儲けがなくなる。もちろん私には嬉しい。(^^;

それぞれのビールは次のようなもの。
「CHIMAY グランドリザーブ ラムバレルエディション2017」
CHIMAY グランドリザーブは、シメイブルーをフレンチオーク、アメリカンオーク、ラムの3つの樽で熟成されたビールで、年に2回のみ生産し、毎回複数の木樽で寝かせたシメイ・ブルーをブレンドする(フランス産オーク樽・36%、アメリカ産オーク樽・42%、ラム樽・22%)。ブレンドの割合も種類も都度異なるため、2度と同じ味は生み出すことができないらしい。2016年はコニャック樽がポイントだったが、2017年はラム樽が用いられている。

「リンデマンス・ブロッサムグーズ 」
リンデマンスの特別醸造「ボタニカルランビック」シリーズの第二弾。こちらも木樽で熟成させた2~3年物の古いランビックに、1年物の若いランビックをブレンドしてエルダーフラワーを加えた。瓶内二次発酵され、黄金色の色合い。味わいはランビックの酸味とナチュラルでフレッシュなエルダーフラワーの香り。ドライでさっぱりとした後味。魚料理との相性抜群で、食前酒としても最適。・・・とある。瓶の口は王冠なのに、その下にコルク栓がされている。

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「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」
ドゥシャス・デ・ブルゴーニュはレッドビールで、深い赤色は大麦の代わりに赤大麦を使用するため。ベルギー西部の西フランデレン地方で造られる、さわやかな酸味を持ったビールで、元祖はローデンバッハ醸造所。発酵後、巨大なオーク樽に入れて熟成させる。

「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」は、フランス語で「ブルゴーニュ公国の侯爵夫人」という意味。ブルージュで生まれたブルゴーニュ公シャルル突進公の一人娘であるマリーにちなんだ名前で、ラベルにはマリーの肖像が描かれている。若くしてこの世を去った彼女はブルージュの聖母教会に、シャルル突進公の棺と並んで埋葬されているが、そのマリーを偲んで作られたビールだという。

シャルル突進公(Charles le Téméraire)の「突進公」って何?と思って調べると、仏語のニュアンスとしては「無謀な君主」といった侮蔑的な意味合いが強いらしい。ブルゴーニュ公国はフランス王国の統一を進めていたルイ11世に対抗し、3度戦いその都度フランス王軍を圧倒したが、のちにシャルルの死とともにブルゴーニュ公国が崩壊したために、そんなふうに言われるのだろう。

ボトルの中身はオーク樽で18カ月間熟成したビールと、8カ月間熟成した若いビールとをブレンドしたもので、色は赤みがかったダークブラウン。酸味を感じさせる香り、ブラックチェリーやパッションフルーツのような複雑な香りがあるらしい。香りから想像されるほどのすっぱさはなく、酸味と甘味のバランスがとてもよいビールで、ボリューム豊かで、複雑な味わいを持った1本らしい。

とりあえずは今晩「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」を相棒と飲んでみよう。
ところでこの3本はどれも木樽で熟成されたビールばかりだけど、今のビールは当然ステンレス樽。木の樽はステンレスが使われる前は当たり前だったが、今は木樽は特別なものになっている。味の違いは確かにあって、使われた樽の種類で味が違うのは他のお酒と同様だ。すっきり爽やか系の日本ビールとは違って、木樽はコクのある味わい深いものが多い気がする。

「ドゥシャス・デ・ブルゴーニュ」を飲んでみました。はっきり言ってこのビールは私たちには合いませんでした。酸味が思いの外強くて、自分の場合はむせてしまう傾向が強かったです。とはいえ、甘味もあるので酸っぱいという感じはないです。かといって、シメイのようなコクがあるかといえばそうでもなく、物足りない感じがありました。結論として次に買うことはないかなという感じで、ちょっと残念な結果でした。もちろんこれは私たちの場合なので、これが好きな人もいると思います。




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micro

夏はビール、冬は日本酒、春と秋はワインが定番でした。
病気をして飲まなくなってあまり飲めませんが少しづつ感を取り戻しています。
やはり日本酒が一番と感じています
暑くなって一気に飲むビールの味が楽しみです。

by micro (2022-05-24 17:33) 

川越

> microさま
私も一番好きなのは日本酒です。でも夏になると一杯だけビールが欲しくなります。秋はワインもいいですね。これはジビエのせいかな?
でもお酒が自由に飲めないのは寂しいですね。体と相談しながら、徐々に慣らしてください。(^^)/
by 川越 (2022-05-24 19:44) 

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