手放そうとしたものの、買い手が付かず再度手元に残ったM3。その拍子にコンタックスRTS2やフレクサット、マキナ6などを手にしてカショカショしていると、やっぱり機械モノとしての良さがじんわりと思い出されて来る。それにしてもM8のシャッターって、こんなにしょぼかった?(^^; 普段は気が付かなかったなぁ。

写真を撮ることにおいてはすでにフィルムもデジタルも違いはないどころか、デジタルの方がずっと先を進んでいるのは間違いないところだけど(ISO感度だけ見ても凄いもんです)、やはり機械式カメラの作りよさはどうしたってデジタルとは比較にならない。片や30年は当たり前、へたすりゃ100年使えるボディも珍しくない作りの良さ。

最先端を行くデジタルはその点どうしても不利で、いくら100万のカメラでも10年後に使えるカメラはあっても、たぶん修理は効かない。電気がなければ動かないカメラの内部構造は壊れたときに直せない。直しなおし使えない道具は、どうしたって愛着という面からは離れてしまうように思う。

でもそこでフィルムを入れて、現像に出そうかと考えたり、新しくフィルムを買おうと思うとビックリする。買うのも高いけど現像も高い。フィルムカメラ遊びはずいぶん贅沢な趣味になってしまったけど、旅行のとき限定でもいいから細々とでも続けて行きたいなぁ。

考えてみればほんの40〜50年くらい前までは、カメラは七五三やイベントのときに持ち出すもので、1本のフィルムに春から冬までの一年間が記録されているのが当たり前だったような。あっ、これはうちみたいな貧乏なところだけかなぁ?それに「ほんの」というには50年は長過ぎるな。歳をとったもんだ。

ところでだれか「CANON 50mm F1.2(Lマウント)」くれね〜かなぁ。「ノクトン50/f1.1」でもいいけど。防湿庫の重石にしている方はぜひ。(^^)