久しぶりにコニカヘキサーを持ち出したら、バッテリーが切れかかっていた。スペアは用意してあるので入れ替えたらなぜか動かない。色々やっていたら操作を誤ってフィルムを巻き戻してしまった。まだ6カットくらいしか撮ってない貴重なトライXなのに、ベロも巻き取る設定だったようで撮り直しもできずにトホホなことに。久しぶりに動かすとつまらない失敗をしてしまう。

ところでこのヘキサー、作っていたのはコシナなのか、ボディのペイントがベッサと同じで、黒の塗装が剥げると最初は下地の銀色が出て来るけど、さらに擦れて来るとプラスチックの白になってしまう。つまり2重塗装がほどこしてあるわけ。

この白が目立つこともあるけど、どうもそれ以来持ち出すことが少なくなってしまった。ベッサの時もこの塗装には半分感心し(ベッサの下の塗装は真鍮色とさらに凝っている)、それ以上にがっかりした。ぶつけてもへこまないのはメリットなんだけど、やっぱりいいカメラは長く愛着を持つためにも金属製であってほしい。

ヘキサーには自分のカメラでは唯一フィルターがついている。自分の場合持ち方のクセなのか、どうもレンズ面に触れてしまうことやぶつけることが多く、普通はフードを付けている。

ヘキサーはフードが引き出し式なのはいいけど、そのフードが用をなさないほど動きやすくて、ぶつかってもいないのに引っ込んでしまう。終いにはガムテープで固定したけど、あろうことかテープを剥がすとポツポツとレンズボディの塗装がとれてしまった。再度溜め息(^^; 

ほんとに良いカメラなんだけど、操作性やシャッターの最高速が1/250はしかたないとして、やはりボディの塗装や材質には一番ガッカリ。カメラの善し悪しって、案外こんなところで判断が分かれるのかもしれない。