昨日のブログに書いた、会津から来る鋸はけっこう大きい。写真下の鋸がそうだけど(上は2尺)、これは1尺8寸というサイズで、今ではもうこのサイズを作る素材がなくて作ることができない。もちろん未使用品ではなく、古いものを会津の鋸鍛冶が目立てなどをしっかりやったもの。


形から想像すれば土佐モノでも会津のものでもないので、越後なのか東京なのか兵庫なのか出所は不明だ。銘は伊藤(?)なにがしとあるようだけど、これも読めないし読めてもどこの誰かがわかるほどの知識もないのが残念。あまりサビも酷くないようなので、それほど古いものではないのかもしれないけど、それはそれで使うには好都合。

このサイズだと相当太いものでも切れるけど、太い木はその分重いので山で切っても持ち運べない。一緒にオノを持って行けば向こうで割って運べるけど、そうなると重量がちょっときつくなりそうなので、太い木を切って欲しいと頼まれたときや、太い木をもらったときに使うことになりそう。

これでとりあえずは鋸も斧も打ち止めだけど、今年は本棚を作らなければならない。自分ではいわゆる山仕事用の鋸しか持っていないので、両刃ノコも欲しいところ。でもそうなるとカンナやノミ、キリなども欲しくなり、煩悩の種は尽きない。