先日ヤフオクで手に入れた小さな斧の一つに柄を仕込んだ。これは少し離れた集落に移住した女性に頼まれたもので、焚付けを作るための刃物が欲しかったらしい。最初は薪割り用と聞いたので別の斧を用意したけど、どうもナタの代わりにするというのでこの斧に落ち着いた。

柄の先までで31センチ、刃の部分が約10センチ、重量は計ってないけどおそらく700gくらいの小型のもの。柄の長さが短いので、斧の角度が少しきつくなった。握力のない女性の手には楕円の柄よりも峰というかキールというか、角が入っていた方が力が入れやすいと思い、断面が変形5角形になるようにしてみた。

斧自体は前後逆に柄に取り付けられ、だいぶハンマーなどで叩かれたようで、金属部分がかなり捲れていたのでヤスリで余分なところを落とし、断面は綺麗なメッキというかヘアラインにしてみた。気に入ってもらえるといいけど、使うのはまだしばらく先になりそう。