先日の蚤の市で来てくれたお客様が、「お父さんの形見なので使えるようにしたい」と小型の斧を持参してくれた。斧自体は小型だけど肉厚で重量があり、ちいさな薪や焚きつけを割るには使いやすそう。たぶんお父さんの時代には長年この斧でお風呂を沸かしたり、囲炉裏の火を入れたり、カマドの火をつけたりしていたのだろう。

古いものらしく柄が痩せてしまい簡単に抜けてしまう。これでは危なくて使えないが、割りを入れてくさびを入れ、念のために鉄のくさびも入れた。これで当分の間は使えるはずだけど、もしかしたらこの道具を使う環境はすでにないのかもしれない。