昨年の4月30日に手に入れたFujifilm X-E3。小型軽量高性能の素晴らしいカメラだけど、最初の印象はとにかく使うのが難しいカメラ。何をするにも(例えばストロボが点灯しない、写した画像が見られない・・・etc.)壁にぶつかり、お手上げ状態になるくらい、これまでのカメラと操作感が違った。



何より自分にとってがっかりしたのは、手持ちの個性的なレンズがX-E3に付けるとほとんど個性を失い、どれで写してもどのレンズで写したのか判断がつかないくらい綺麗に均一に写すこと。かろうじて焦点距離の違いで想像できるくらい。でも写らないレンズでもとても綺麗(色やボケに関しても)に写るのは間違いないし、フィルムシュミレーションで色味を好きに変えられるFujifilmのカメラに人気があるのも良くわかる。



がっかりは今でも同じだけど、最近はjpg専用機として割り切れば結構気に入っている。それは曇ったレンズだろうが、カビの生えたレンズだろうが綺麗に仕上げてくれる便利なカメラとして納得できたから。レンズの個性を楽しむのはライカでいいし、とりあえずブログ用の写真を撮ったりするにはX-E3と割り切れば便利な機械かな。



大好きなM42などの古い一眼レフ用のレンズもアダプター経由で普通に綺麗に使えるので、半ば死蔵していたレンズが復活。もうしばらく使い込めば徐々に多機能も一部使いこなせることができるようになるかもしれない。なによりファインダー内で仕上がりが確認できるのは、ブログ写真にはありがたいし、JPGなのでリサイズするだけでアップできるのも楽ちん。



あっ、結論を忘れてた。けっこう便利に使っている部分もあって、やっと少し愛着が湧いてきたところです。でもE-X3がメインでいいとまでは、今のところは行かない感じ。あと一歩突き進めればって感じはあるので微妙な存在だけど、そうなるときは自分のうちで写真に対してなにかの見切りがつけられたときかという気がしてます。また半年先にはわからないので、また気がついたら書いてみます。

ちなみに1、2、6枚目の写真はライカです。