今日はひな祭り。別名は桃の節句。そろそろ春が近いようで、バイト先でも今日はお雛様を飾ることになった。お雛様といえば、昔からかどうかは知りませんが、早めに出してさっさとしまうなんて言われ、「しまうのが遅れるとお嫁さんに行くのも遅くなる」とか、「毎年ちゃんと飾らないと、目が潰れる」なんて言われていたようです。
もともと雛人形は、身の穢れをはらい、健康・長寿や厄除けを願う風習から、流し雛と同様にわが子の代わりに厄を引きうけてもらう厄払いとして行われてきたので、こんなことも言われるようになったんでしょう。だけど今や、雛人形を飾る順番やそれぞれの役割も知らない人が多いんでしょうね。
2017-03-03 10:01
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江戸時代は子供の代わりに病を川に流すための流し雛が主流だったと記憶しています。
紙の雛が昔はありました。
雛壇の菱餅や甘酒、ハマグリなどは家の人が子供に性教育を形にして教えるためという説があり、それを否定する人もいますが、祭りの意味合いなど民俗学を読み解くと、否定はできないのだろうと思っています。
by minton (2017-03-04 16:42)
> mintonさま、こんにちは。
雛壇のひし餅などにそんなわけがあるとは知りませんでした。でも昔は社会が小さな集落単位であったことを思えば、お祭りも含めてそんなこともありそうですね。先日の秋山郷の昔の記述にも、結婚は同じ秋山郷内だけで行い、外から嫁をもらう、外に嫁に行くことはありえなかったそうです。そんな小さな世界では外の世界からは想像もできないことがいくらでもあったんでしょうね。ほんの100年前まではそうした伝承が普通に残っていたんでしょうけど、今ではその痕跡を探すのも難しそうで残念です。
by 川越 (2017-03-04 17:03)